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【2019年7月10日】佐倉図書館など新町活性化複合施設に対する請願について(2/2)

以下、私の討論原稿です。


請願第3号:「地下室ではなく、明るく使いやすい佐倉図書館に建て替えるよう求める請願」に、反対の立場で討論いたします。

本計画は、「核となる図書館機能」に加え、「保存機能」「展示機能」「子育てなどの相談機能」「地域をつなぐ交流機能」などを擁する複合施設の提案です。
地域を支える情報拠点の機能を備えつつ、執行部の関連部署に横串をさして「これまで図書館を利用したことがない」方々をも巻き込んで来場を促そうとする、野心的な計画であると考えます。
また、江戸時代に江戸城の城門をくぐった山車や山車人形を、これだけ豊富に観られる市は、佐倉市だけです。そのような貴重な文化遺産を、市民の皆さんのみならず、多くの来場者に閲覧いただける場が、そのまま佐倉の歴史を伝える情報発信地となるのであれば、すばらしい施設になるであろうと考えます。

なお、当該請願であげられている問題点とご要望について、項目ごとに見解を申し述べます。

◆柱が多い点:
地下だから柱が多い、というわけではなく、多層階の建築物の一般的なスパンであり、数であります。
また、車いすの通路についても、人と車いすのすれ違いが考慮された幅が確保されています。

◆自然採光が北側のみで暗い、地下であるため解放感がない:
パース図を見ると、北側が中庭に向かって広くガラス張りになっており、自然採光でも明るさが確保できると考えます。
解放感については、天井の高さが、もっとも低い箇所でも3mあり、設計上も図書館としては問題ないと考えます。

◆ワークショップで市民から地下という意見は出ていない:
地下に作る、という点は、地形を考慮した創意工夫であると考えられます。また、地下図書館については、新設された東京大学の図書館をはじめ、近年多くの例がみられることから、1Fの図書館設置が絶対的な要件と考えるべき合理性はないと考えられます。

◆新町通りから地下の図書館が見えない:
一般的な図書館も、歩道から「図書館である」と視認できるのは、看板などのサイン類であって、その意味では地下であることが特段の問題とはならないと考えます。

◆立地について、市民体育館横の広場に図書館を建てるべき:
これは、一定の理があると考えますが、他方、
現計画の図書館が、佐倉の歴史的な展示物や市史の書物などを置くスペースがあるとすると、新しい図書館を起点として、おはやし館→旧平井→家武家屋敷→城址公園→歴史民俗博物館の導線を、「佐倉の歴史」を感じながら散策いただけるルートとして、市民あるいは市民以外の方々に「愉しんで佐倉を知っていただける」エリアにしていく期待がもてます。
さらに、平成28年3月22日の「佐倉図書館建替えに関する意見書」において、「新町等旧佐倉地区の活性化に資する拠点施設となる」ように、市議会議員全員の賛成決議により意見書が提出されていることからも、新町に佐倉図書館がある必然性は担保されていると考えられます。
以上から、本請願には反対いたします。


佐倉図書館など新町活性化複合施設に対する請願について(1/2)はこちらです。

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