NEWS

アンケート結果4:道路で遊ぶ子どもの危険性と騒音の問題/小中学校の休校措置等決定が混乱した件

  • 本原稿は、私のブログでの公開に同意くださった方のアンケート情報のみ利用させていただいております。
  • すべてのアンケート情報に回答するものではございません。予めご了承ください。

佐倉市在住の30代女性からの投稿です。
この方は看護師であり、旦那様とお子様と同居されています。
「医療について」、とても困っておられます。

【ご意見・ご要望】
夜勤もある看護師ですが、昼間、自宅に周辺の道路でマスクもしないで密着して集団で遊ぶ小学校の児童が多過ぎます。1箇所だけでなく、もう至る所で遊んでいます。一輪車で飛び出してくるし、危険だし、ボールの音、大騒ぎする声が朝から晩まで続くので騒音です。親も家の中、もしくは一緒に遊ぶので危機感がないです。学校や警察に注意されても止めず、公園にも行きません。(徒歩10分の範囲で公園は3つあるのに)こんな子供とその親なので直接注意しても、もちろん聞いてくれません。眠れなくて仕事に支障が出そうです。在宅ワークしている人達も多いのに、あまりに子供のためとは言え、やりたい放題過ぎます。

【髙橋コメント】
具体的に地点特定できる固有名詞の箇所は、ご発言内容から本人が特定される可能性もあるため、公表は割愛させていただきました(市への報告はいただいた原稿のままとさせていただきます)。道路で遊ぶのは確かに危険ですし、各地で騒音問題も発生している旨、一部報道がございます。いただいたご意見は、担当課に伝えさせていただきます。

【ご意見・ご要望】
道路遊びする子供達のせいで、在宅ワークしている夫も仕事に集中できずイライラして、夫婦間の喧嘩が増えた。平気で道路で遊ぶ子供達とその親に怒りを覚える。

【髙橋回答】
公開のため一部表現をやわらかくしました。本件を広報する私のTwitterでも道路での遊びは控えるよう伝えさせていただくと同時に、いただいたご意見は、担当課に伝えさせていただきます。

【ご意見・ご要望】
入学式後の休校の決定など、二転三転することが多く、教育委員会はもっと他の部署と連携を取って足並みを揃えて欲しい。メールしても返事すら来ない。市民の意見も無視するのやめてください。

【髙橋回答】
教育委員会としては、最大限子どもに寄り添う判断をしようとした結果ではあるものの、おっしゃるとおり結果的に決定内容が二転三転したことは事実です。佐倉市の教育行政についても一定の議決権をもつ市議会議員として、一部混乱があったことについては心よりお詫び申し上げます。なお、現在も緊急事態宣言が解除された後の対応等で教育委員会内部も多忙を極めている状態です。いただいたメールについては、極力何らかの形で返答するよう教育委員会には伝えさせていただきますが、お時間がかかりますこと、ご了解いただければ幸いです。

【ご意見・ご要望】
私の近隣小学校の児童は、なぜこんなにも道路で遊ぶ子供が多いのか、困惑している。親も学校も、何のための休校なのか教えないのでしょうか。コロナウイルス流行前から道路遊びをしていたが、最近はますます酷くなっている。自分達が感染する恐れはないのだろうか。道路でボール遊び、テニス、一輪車や鬼ごっこをしていたら事故にあう危険性が高まること、近所に迷惑をかけていることを想像できない民度の低さに驚いている。また、教育委員会や学校に何度か相談しても、注意喚起をするだけで見回りすらしてくれないのでまったく役に立たないので、何のための組織的なのか、意味がわからない。

【髙橋回答】
固有名詞は、先にお伝えした理由で公表を控えさせていただきました。
休校措置で子どもたちの外出も制限されている中、どうしても道路で遊んでしまうケースが全国的に増加しているようです。

「道路でボール遊び、テニス、一輪車や鬼ごっこ」などは、確かに危険です。いただいたエリアには、できる限り「青色防犯パトロール車による巡回」などを強化するよう行政に伝えさせていただきます。なお、住民自治の観点から、このような件については地元自治会などにも相談をよせられると、より地域実情にあわせた対応をしてくれる場合がございますので、ご検討ください。

以下、私見です。
本件は以上のとおりですが、この戦時下のような不安な期間における「生活の中の正しさ」については、非常に重い議論を私たちに突き付けているように思います。

道路にて集団で遊ぶ行為は、この方のおっしゃるとおり、安全面からも騒音の観点からも、慎むべきです。

では、公園ではどうか?現在、佐倉市の公園では「多人数での公園利用はやめましょう。」とありますが、例えば子ども二人とお父さん、お母さんが公園で遊んだ場合、それは多人数といえるのか?そこに、ご近所の子ども二人が混ざったらどうか?

「こんな時だから、子どもとはいえ我慢して家の中でじっとしているべき」というご意見ももっともですが、とはいえ子どもは子どもです。私個人としては、学校にいけない今、子どもたちの防疫対策はしっかりしたうえで、極力外で遊ばせてあげたいと思う。家の中、24時間過密状態でいる環境が、総合的に考えて最善とは言い難いと考えます。しかし、一定の人数、周密状態、マスク不着用、笑い声や叫び声が現出すれば、そこに議論は発生します。

では、散歩はどうか?最近、SNSで「マスクせず散歩する人に殺意を覚える」といった投稿もみられますが、どのような散歩なら「許容される散歩」なのか?

人によって解釈が分かれれる「最善」は、議論を呼びます。健全な議論であれば状況は必ず前に進みますが、自粛が長く続く不安な状態は、そのような議論が「火種」となり、人々の間に軋轢を生み、その軋みが臨界点を超えれば、事件が発生します。

私たちは今、精神的にも瀬戸際にいる状態です。しかし、この戦いは緊急事態宣言が解除されたら、一切が解消される性質のものではありません。

これをやれば全員が納得する、という回答のないしんどい状態が、この先しばらく続きます。圧倒的な正しさが求められない今だからこそ、私たちはできる限り心を平静に保つよう努めたいところです。

私も、微力ながら皆さまの声を拾い、政策に反映できるよう努めさせていただきます。

一覧へ戻る

最近の投稿

カテゴリー

アーカイブ

BOOKS

書 名:地方議会議員の選び方 佐倉市の事例を参考に
著 者:髙橋 とみお
カラー:表紙フルカラー 中面モノクロ
版 型:A5版
価 格:500円(税別)
出版元:欅通信舎 ご購入はこちら
書 名:佐倉市域の歴史と伝説 旧石器時代から戦国時代の終焉まで
著 者:けやき家こもん(本名:高橋富人)
カラー:全頁フルカラー
版 型:A5版
価 格:900円(税別)
出版元:欅通信舎 ご購入はこちら