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新型コロナウイルス感染症にかかる佐倉市の支援策

本日7月17日金曜日、新型コロナウイルス感染症にかかる佐倉市の支援策が、佐倉市議会の臨時会にて議決されました。国の、いわゆるコロナ対策2号補正の予算をもとにした佐倉市独自の支援策です。佐倉市におけるコロナ対策予算としては、これで2回目の議決です。

まずは、前回一回目の「臨時会を開かないことを原因とする対応の遅れ」という反省を踏まえ、西田市長自らが調整をはかり、早急に臨時会を開催したことについて評価したいと思います。このタイミングで臨時会にて議決できたことにより、コロナ禍で困っている市民、事業者、医療・教育機関等に早いタイミングで佐倉市の対策が届くことになると思います。

今回議決された佐倉市の補正予算の正式な総額は12億5,184万3,000円です。細かい説明は避けますが、これらはすべて国庫から出ている予算です。よって、今般の臨時会で議決された内容は、国の予算を使い事業と予算配分を佐倉市で決めた、ということになります。

次に、本事業の予算の大半を占める、国から支給される「新型コロナウイルス対応地方創生臨時交付金」をベースにみると
国からの交付限度額:約9億9,800万円
今回の臨時会で決まった内容:約8億5,600万円
差し引き:1億4,200万円

差し引き額については、想定としてはコロナ対策予算として8月の定例会で議案化される原資となり、不足分については財政調整基金があてられることになると想定されます。

事業の内容は、以上のとおり
Ⅰ 家賃支援を含む事業継続や雇用維持等に関する事業:合計13事業
Ⅱ 新しい生活様式を踏まえた地域経済の活性化等に関する事業:合計8事業

の、合計21事業です。

次の記事から、事業ごとの具体的な説明をいたします。興味のある議案を以下リストから選び、適宜ご確認ください(各議案の説明記事は、でき次第下段のリストにテキストリンクをはります)。


Ⅰ 家賃支援を含む事業継続や雇用維持等に関する事業

1 事業継続等5事業
新型コロナウイルス感染症対策事業者支援事業
・小規模事業者で売上減少率20%以上の事業者を対象に10万円給付
・「佐倉市事業者総合相談窓口」の一部を業務委託
・キャッシュレス決済利用するとポイントを還元するキャンペーン
・サービス業応援寄付プロジェクト利用者にインセンティブ付与

担い手強化事業(農業振興費)
地域公共交通対策事業
緑と花づくり事業
給食継続実施支援事業

2 困窮者支援等3事業
① 生活福祉資金の特例貸付借入者への給付金事業
② 新生児すくすく応援給付金交付事業
③ 里帰り困難妊産婦への育児支援サービス費用助成事業

3 感染症対応等5事業
① 保育業務等従事者慰労金交付事業
② 地域医療対策事業
③ 健康危機対策事業(感染症対応分)
④ 休日夜間等救急医療事業
⑤ 印旛郡市小児救急医療事業

Ⅱ 「新しい生活様式」を踏まえた地域経済の活性化等に関する事業

1 社会的な環境の整備5事業
① 健康危機対策事業(新しい生活様式対応分)
② スポーツ施設整備事業
③ 新型コロナウイルス感染症対策事業者支援事業(キャッシュレス事業者との協力による市内消費促進)
公園施設維持管理事業(公園内安心空間確保事業)
⑤ 防災資器材等管理事業

2 新たな暮らしのスタイルの確立2事業
① 小学校情報機器整備事業
② 中学校情報機器整備事業

3 新たな付加価値を生み出す消費・投資の促進1事業
① 新型コロナウイルス感染症対策事業者支援事業(商業・サービス業応援寄付プロジェクト利用者インセンティブ)

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