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議会議員には本来、「市長派」も「反市長派」もない、という話

本日、ある方から「あなたは市長派?」と聞かれました。
私は「是々非々です」と答えました。
そのあと、その人は安心した様子で「そうですよね、それがあるべき姿ですよね!」と言ってくれたので、その後つい盛り上がってしまいました。

そうなのです。
議会というのは、そもそも市長が提案してくる議案を「市民の声をもとに」検討して、賛成か反対かを表明し、議決する機関です。「市長を守るため」でも、「市長を倒すため」でもない。その意味で、市民からみれば、市長と議会は単に「けん制しあう関係」であるべきなのです。

仮に、これはあくまで一般論ですが、「反市長派」という議員集団があるとすると、市長がよい提案をしたとしても、政局的な判断で「NO!」ということになります。そこには、市民のため、という目線はありません。

「市長派」という議員集団があるとすると、なんでもかんでも「賛成」ということになります。また、度が過ぎれば、市長が悪事を働いたときでも、市長派の議員は市長を追及することはできません。これではもはや、二元代表制の意味をなさなくなります。

この、当たり前に思える「是々非々を貫く姿勢」は、私個人としては議員の必須条件のひとつだと考えています。

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書 名:地方議会議員の選び方 佐倉市の事例を参考に
著 者:髙橋 とみお
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