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佐倉市のイベント事業(コストとKPI)

◆イベントに係るコスト

佐倉市では、花火大会や産業大博覧会など、毎年実施されるイベント事業があります。

佐倉市で開催されるイベントには、民間事業者が行っているものも含まれており、佐倉市はその多くに後援や協賛でかかわっています。また、それら後援や協賛をしているイベントの中には、職員が出動しているものも、数多くあります。

本件について、私は様々なイベント事業を模索しながら前向きに実施しようとしている、魅力推進部他、関連部門のスタンスそのものは評価しております。しかし一方で、イベント事業やそれに携わる市職員の人的・予算的コストが税金でまかなわれている以上、そこには明確な目的があるべきであり、その目的を達成するために緻密に計算された目標設定があるべきであり、それぞれのイベントを有機的に連動させ、効果を最大化させる戦略があるべきと考えます。

それらがなければ、場合によってはイベントが「ただなんとなく」継続されるだけの存在になり、私たち議員も、そのイベント事業にどのような意味を見出すべきか判断できません。

以上の観点から、質問させていただきます。

コロナ禍により多くのイベント事業が中止となった2020年度(令和2年度)と、令和5年度のそれぞれの人件費の決算ベースの総額と、その差分を教えてください。またその差分について、イベント事業との関係がどの程度あったと考えられるか、見解をお聞かせください。

執行部(市役所)回答

ここで執行部から答弁があります。答弁原稿が確定しましたら、本欄にアップいたします。

◆主たるイベント事業のKPI

佐倉市の主要な観光イベントの目的とKPIについてうかがいます。

  • 今年からはじまったシン・マチマーケット
  • 今年度は変則的な開催であるため、昨年度のチューリップフェスタ、及び佐倉市民花火大会(佐倉花火フェスタ)

以上3点について、その開催目的とKPIを教えてください。

執行部(市役所)回答

ここで執行部から答弁があります。答弁原稿が確定しましたら、本欄にアップいたします。

ありがとうございました。
例にあげたイベントは、ご答弁いただいたとおり、それぞれ特性があり、また市内外の方々にご好評をいただいているイベントです。

一方で、そのどれもが、具体的な数値目標が公表されていないために、イベントの事後、私たち議員は何をどう反省するべきかわからない状態が続いています。
例えば、上にあげたどの観光イベントでも、交流人口の増による地域経済の活性化を一つの目標としていますが、具体的な数値目標はありません。イベント来場者のカウントなら、昨今では精度の高いAIカメラの設置で対応できますし、必要に応じて、IT導入補助金の活用も検討できます。
昨日の木崎議員の質問に対する答弁にありましたが、ふるさと広場の拡張や、それに伴う道路整備の予算に、市の独自財源だけで20億円以上の予算をつぎ込む予定でありながら、市が得られる収益がどの程度になるか、具体的な試算がないということでした。夢咲くら館と違い、今回の開発は観光が主目的である以上、収益の試算がないというのは大きな問題と考えます。
他市の観光事業では、イベントや開発事業のそれぞれに、明確なKPI設定をする事例が増えてまいりました。
佐倉市でも、「KPIが設定されていない観光事業」について、そのこと自体に問題意識をもっていただきたいと考えます。

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