- 2024.06.11
佐倉市のスクールソーシャルワーカー
佐倉市のスクールソーシャルワーカーについて調べていたところ、「不登校相談機関紹介リーフレット」という資料にいきあたりました。
内容をみると、学校が苦手な児童生徒の保護者の方に向けて、佐倉市では多様な学びの場や支援の仕組みがあることを端的に伝えられる資料になっており、その中にスクールソーシャルワーカーについても紹介されています。
佐倉市公式サイト:不登校相談機関紹介 リーフレット
本リーフレットは、どのような機会に配布、周知されているのかうかがいます。
執行部(市役所)回答
不登校相談機関紹介リーフレットにつきましては、校長会議や教頭会議にて、その趣旨を説明するとともに、市内全小中学校に文書にて配付しております。各家庭へは、まちコミメール等で全家庭へ周知するほか、こども家庭センターを通じて必要とする方にも配付しております。
ありがとうございます。まちコミメールで全お子さんの家庭に周知されていると、その他もろもろやっていただいているということで安心をいたしました。
こちら、議場でお配りしている参考資料は2ページしかないのですけれども、もっともっとたくさんあるのです。抜粋したのが2ページということです。
本資料について、ひとつだけ要望します。
この資料を使おうと考える保護者は、特に最初の相談の折には深く悩み、つらい状態であることが想定できます。
その意味で、このリーフレットの一次相談窓口については、例えば教育センターに一本化して、「不登校に関する相談窓口」という青いタイトルの直下に、タイトルと同じレベルの級数で電話番号とメールアドレスを記載しワンストップの窓口がある旨、読み手にわからせる工夫をしてほしいと思います。
さて、私は2022年6月議会で本件について質問いたしました。そのとき、私が要望したSSWの増員について、以下のような主旨の答弁をいただきました。
「令和4年度は、県から新たに2名のSSWが増員され、4名の方が市内の小中学校を支援できる体制となった。佐倉市を担当していただくSSWが増えたことで、より機能性のある対応を継続的に行うことが可能となった。」
令和4年の段階で、県の教育委員会から2名きていたところ、4名に増員されたとのことでした。
そこで、佐倉市の小中学校において、SSWの昨年度の利用人数、主な相談内容についてうかがいます。
執行部(市役所)回答
昨年度のスクールソーシャルワーカーの相談人数につきましては、小学校27名、中学校17名でございます。主な相談内容に関しましては、不登校や家庭環境、発達障害等に関する相談となっております。
それでは、SSWが2名増員された2022年の前と後で、どのような効果があったかうかがいます。
執行部(市役所)回答
スクールソーシャルワーカーの人数が増えたことで、相談できる人数や援助回数が大幅に改善され、援助を必要とする児童生徒、家庭への支援が充実いたしました。今後も4人のスクールソーシャルワーカーの派遣を継続してまいりたいと考えております。
前回の質問のとおり、最終的には各中学校に最低1名の市独自のSSWを配置し、当該中学校のみならず近隣の小学校も担当する「拠点校配置型」に移行することを希望するところだが、今後そのような計画はあるかうかがいます。
執行部(市役所)回答
現在県教育委員会に所属している4名のスクールソーシャルワーカーの体制で、学校からの派遣要請には十分対応できている状況でございます。そのため、市独自でスクールソーシャルワーカーを雇用し、中学校の拠点校配置型を取り入れる計画は今のところございません。今後も引き続き県教育委員会や佐倉市教育センター等と連携を図りながら、様々な困難を抱える児童生徒の対応に努めてまいります。
ありがとうございます。現状の体制で十分ということで、とはいえ今後もしっかりとウオッチのほうをお願いしたいと思います。
教育行政については、近年その役割が増大しているにもかかわらず、教員の慢性的ななり手不足が続いています。学校環境も厳しい状況ですが、 引き続きよろしくお願いいたします。
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