- 2020.01.12
「よくわかる!パラリンピック競技体験会」体験記
「よくわかる!パラリンピック競技体験会」競技別解説と写真編:車いすバスケットボール
「よくわかる!パラリンピック競技体験会」競技別解説と写真編:ボッチャ
「よくわかる!パラリンピック競技体験会」競技別解説と写真編:ゴールボール
◆イベント概要
主催 佐倉市地域創生課
日時 令和2年1月11日(土) 午前10時~正午(午前9時30分受付開始)
場所 佐倉市民体育館
対象 佐倉市内の小学生
※市の公式ページはこちら
当日は、70名程度の小学生とその保護者の皆さまがお越しになりました。
小学生は、1年生から6年生までが対象で、年齢を均等分けされた3班を作り、それぞれの班が「車いすバスケットボール」、「ボッチャ」、「ゴールボール」を体験していく形で進行されました。
会場は、市民体育館のメイン会場で「車いすバスケットボール」と「ボッチャ」を、地下の剣道場で「ゴールボール」を実施しました。佐倉中学では剣道部に所属していたので、剣道場がとても懐かしかった、というのが余談ではあります。
また、「車いすバスケットボール」、「ボッチャ」は順天堂大学の先生とボランティアの学生さんたち(ゼミやサークルなど、所属はまちまちなようですが、それぞれパラスポーツや教育に取り組んでいる方々ばかりで、とても丁寧に手際よくレクチャーしていただいておりました)が、「ゴールボール」は日本ゴールボール協会の皆さまに、それぞれレクチャーをしていただいておりました。本当にありがとうございました。
◆当該イベントを通じて感じたこと
結論からいうと、二つの側面から、素晴らしい取り組みと感じました。
一つは、パラスポーツに、小学生のうちから興味をもてる体験ができる、という点。
スポーツを観戦する場合、実体験があったほうがより楽しめます。今年は、東京パラリンピックが実施される年。この時期に、パラスポーツを体験できる機会をもてた小学生をうらやましく思いました。
私が小学生だったころ、パラスポーツなどという言葉も知らず、いわゆる障碍者スポーツというジャンルについても、恥ずかしながらまったく興味がありませんでした。まずは、とにかく体験すること、とても大切です。
もう一つは、パラスポーツの体験を通じて、目の不自由な方や、車いす体験による足の不自由方等の日常を、ある意味楽しく、自然に体感することができる、という点です。
例えば、私はゴールボールのルールをレクチャーしていただく中で、目隠しをした状態でボールを止める体験をしました。
市職員の方から、「ボールは固く、1.25kgもある」とか「すごいスピードで下手な場所にあたると、強烈に痛い」とかという、ありがたくも恐ろしい情報を事前にうかがっていたので、体験を通じて感じたのは、暗闇と迫りくるボールに抱く混じりけのない恐怖でした(そんなわけで、一回目のボールは、とてもゆっくり投擲いただいたにもかかわらず、静かによけてしまいました)。
体の不自由な方を想定した体験型教育は、とかく深刻な表情で実施されるものが多く、体験する側としてはなんとなく「窮屈なお仕着せ感」があったりするものですが、スポーツを通じて体感した感覚はリアルですし、身に付きます。48歳の私ですら、「目が見えない状態」がどんなものであるのか、改めて考えるよい機会をいただきました。
以上あげた二点は、実施前に佐倉市地域創生課の皆さんが事業目的として考えておられたことを、念のため申し上げておきます。
◆今後について
市の職員の方にうかがったところ、佐倉市の事業として、小中学校にパラスポーツの体験学習をする機会を創出されているとのこと。私の母校である印南小学校でも実施されたとのことでした。
パラリンピックイヤーである今年も、そのようなカリキュラムの充実をはかるのはもちろんですが、2020年以降も引き続き実施いただき、体験を通じて子供たちに豊かな心を育んでもらえるとよいなぁ、と思いました。私としては、議会活動等を通じて適宜提案していきたいと考えます。
こういう活動は、子供をもつ親でない限り市民の方々には見えずらい事業の一つですので、ちょっと詳細に報告させていただきました。
明日は、写真を掲載します。
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