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【中編】佐倉市議会の定数削減について

議員定数削減予算でできること

佐倉市議会議員を8人減らすことができたら、どの程度の予算を捻出することができるでしょうか? その答えは、年間約6,800万円です。佐倉市の規模の自治体では、まとまってこれだけの毎年の予算を捻出することは、まさに至難の業です。

この6,800万円の恒久財源を使うと何ができるでしょうか?

例えば、佐倉市ではとりわけ働く世代の人口流出が止まりません。原因はいくつかあげられますが、最大の要因は佐倉市が「働く世代の方たち」にとって、魅力を感じづらい市だからでしょう。

他方、例えば東京23区では、地方分権を後押しに次々に児童生徒の「給食費無償化」が実現しています。コロナ禍で「東京から地方へ」という人の流れが生まれつつありましたが、このままではまた「地方から東京へ」という人口動態が生まれてしまいます。

もし、佐倉市に自由に使える6,800万円という財源があれば、中学生の給食費を年間15,000円分助成することが可能です。インフルエンザの予防接種ならば、すべてのこどもの接種1回分を無償化することができます。

また、佐倉市には歩くのも危険な狭い歩道がたくさんあります。6,800万円あれば、単年度では無理ですが、複数年度にわけてとりわけ危険な歩道の拡幅のための土地買収や安全性確保のための施策が実施できます。

その他にも

  • 来るべき大震災の備えの計画的な拡充と、自主防災組織の強化
  • 今後爆発的に増加する一人暮らしの高齢者対策予算の拡充

など、佐倉市にとって優先順位の高い事業はたくさんあります。 それらと、28の議員定数維持と、どちらが「市税の使い道」として、より有効でしょうか?


【前編】佐倉市議会の定数削減について

【中編】佐倉市議会の定数削減について

【後編】佐倉市議会の定数削減について

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