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【2019年5月16日】臨時会:「一回目本会議」から「二回目本会議」まで

10時から開催された一回目の本会議の議題は、市議会議員の議長選挙が主な議題でした。
議長の役割は、地方自治法では以下のように定義されています。

第104条 普通地方公共団体の議会の議長は、議場の秩序を保持し、議事を整理し、議会の事務を統理し、議会を代表する。

「秩序を保持」する、というのは、たとえば議員や傍聴者が不規則発言をしたらそれをやめさせたり、トラブルが発生したら議長の権限において取り締まることができる、ということ。また、「議事を整理し、事務を統理し」という点でいえば、簡単にいえば「議事進行はあなたにまかせた!」ということになります。
以上のとおり、議長という役職には、議員の発言や議会の進行を掌握できる、強力な権限が付与されています。

議長は、28名いる議員中の立候補者から、市議会議員が投票する選挙で選ばれます。投票形式ですから、これは全国の基礎自治体どこでもだいたい、最大会派から立候補した議員が議長に選ばれることになります。

さて、今回の議長選挙では、最大会派のさくら会からは石渡市議が、市民オンブズマンひまわり会から藤崎市議が、それぞれ立候補しました。

通常、誰に投票した、ということは公表しないのが習わしのようですが、特に伏せる理由もないので公開すると、私は藤崎市議に投票しました。
理由は、私がサラリーマンとして東京に行っていたとき、駅で市議会の活動報告をマメに配布してくれている議員だったから。つまり、私が知る限り、市民に対する「報告義務」を最もしっかり果たしてくれている市議だったたから、という点が大きかった。
一人の人間である以上、藤崎市議の意見のすべてに賛成というわけではないですが、少なくとも市政について「私はこう思う」という意見を、市民に対してしっかり表明されている市議です。市民の側を見て仕事をしている人が、大きな権限を持つべきだろう、という観点から一票を投じました。
また、選挙結果で藤崎市議が二番目に得票率が高かった、という点もあります。市民からより多くの付託を受けた議員であれば、議長にふさわしいだろうという判断です。

結果は
石渡市議:18票
藤崎市議:10票

で、さくら会の石渡市議が議長に選出されました。

その後、「会派代表者会議」で、それぞれの会派の所属議員が確認されました。
ご存知のとおり、私は今のところ「無会派」ですので、この「会派代表者会議」という会議体での発言権はありません。
自分が参加できないから言うわけではないですが、この「会派代表者会議」というものの存在意義がいまひとつわかりませんでした。そのあたりの違和感については、この次の記事で詳述します。

また、二回目本会議では、副議長選挙が主な議題でした。
最大会派のさくら会からは為田市議が、共産党から木崎市議が立候補しました。
正直、どちらに投票するか相当悩みました。
立候補表明の演説で、木崎候補が「市民の付託を受けた市議ひとりひとりの発言権を大切にする」とおっしゃっていたので、無会派で不利な立場の私の意見も尊重してくれるだろう、という期待を込めて、木崎市議に投票しました。とはいえ一言付則しておくと、私の場合国政レベルでは、共産党のイデオロギーには組する者ではない、という立場を表明しておきます。

結果は
為田市議:18票
木崎市議:10票

で、さくら会の為田市議が副議長に選出されました。

以上が、「一回目本会議」から「二回目本会議」までの報告です。

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