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アンケート結果3:歯科医の防疫対策/ライフスタイルの変化/外出規制の強化と食料・生活用品購入

  • 本原稿は、私のブログでの公開に同意くださった方のアンケート情報のみ利用させていただいております。
  • すべてのアンケート情報に回答するものではございません。予めご了承ください。

佐倉市在住の70代男性からの投稿です。
この方は、奥様と同居されています。
「医療について」、とても困っておられます。

【ご意見・ご要望】
年齢的に歯科治療に通っていましたが、武漢肺炎ウイルス感染が怖くて中断しています。
特に日本の歯科医院では手間の割に保険点数が低い為か、治療にラバーダムは使わないし、歯科医・歯科助手は治療時に患者の口腔からの飛沫を防ぐシールドも装着していません。お互いが感染する可能性が高いのに無防備です。集団感染がよく起きないなと思います。
佐倉市から歯科医師会を通して各医院への指導を是非ともお願いしたい。

【髙橋コメント】
歯科医の防疫対策については、現状歯科医師ごとに対策がとられているところかと存じます。いただいたご意見は、本ページを展開する形で担当課に伝えさせていただきます。

【ご意見・ご要望】
武漢肺炎はワクチンが開発される迄は恐怖の疾病です。それ迄はある程度の外出規制が続くと思いますし、治療体制が整っても常在ウイルスとなるでしょう(鎖国すれば別ですが)。その為、今後1~2年間の生活を見通してどの様なライフスタイル変化を推奨されますか。

【髙橋回答】
これは難しい問いです。私ごときが「推奨」というのもおこがましいところですので、予測というか、私が考える必然というか、でお答えします。
「アンケート結果1」さんの回答にも書きましたが、教育にせよ仕事にせよ、もしからしたらレジャーですら、オンライン化が進行します。この潮流は、すでにコロナ以前からはじまっていました。そこに、いわゆる「新型コロナウイルス」という黒船が来航したわけです。
この黒船は、これから「令和維新」ともいうべき社会構造を促します。例えば東京一極集中は、大きな意味で解消される方向に向かわざるを得ないのではないでしょうか。疫病に対する対策としても、災害対策という観点でも「必然」でしょうし、そもそも「人と会う必要が薄れていく」構造変化において、集中という意味も同時に薄れてきますし、そうでなければいけないと思っています。
とはいえ、向こう5年、10年という中期スパンで考えると、よほどの天変地異が起きない限り東京集中は、市民感覚では「少しずつ緩和されていく」ということになるはずです。

そのような状況において、佐倉市は「素晴らしい優位性」を持っていると考えます。
いわく、東京に容易に行くことができる距離と、豊かな自然環境です。例えばテレワークが進んで、週に2回東京に行くけれど、それ以外は自然あふれる佐倉市で時々家庭菜園などをたしなみながら生活する。そういうライフスタイルにおいて、「東京との絶妙な距離と豊かな自然」はかけがえのない優位性と考えています。

その意味で佐倉市においては、昭和から続く「里山を切り崩し住宅や観光のために開発する」という発想をいったん捨てる必要があると考えます。その発想の転換の中に、佐倉市と言う行政区における人口・税収増のヒントがあるのではないかと感じています。

例えば、今は閉じてしまっておりますが、佐倉市にはCO-LABO SAKURAというコワークスペースがございます。ここは佐倉市において、IT環境が整備された「点」ですが、これを面として整備すれば、あえて森を切り崩さなくても、IT事業者が望むインフラの一つを獲得することができる。IT関連従事者は、比較的スローライフやオーガニックを志向する比率が高いので、週密度の高い「リトル東京」を佐倉市に現出するよりも、自然が豊かな佐倉市のままで、事業に必要なITインフラを整えたほうが有利である可能性が高い。その方向性は、「住まいとしての佐倉」の魅力創出であると同時に、「企業立地としての佐倉」の可能性も秘めている。

ご質問の「推奨されるライフスタイル」の直接の回答ではないですが、私自身の考えは以上のとおりです。いずれにしても、社会構造の変化は否応なしに進行しますので、それに即応できるよう、私たち市民も備えていく必要があると思います。

【ご意見・ご要望】
今後、外出規制が強化されれば日々の食料・生活用品購入は、宅配を利用するつもりです。大型スーパーでは売場の商品は会員登録でネット注文出来て、当日に配達してくれます。若干の手数料というか配達料が掛かりますが、雨の日や水やお米など重い物は助かります。

【髙橋回答】
確かにそうですね。できるなら、タブレットが一家に一台あって、画面タッチでネット注文できる状況にあれば、買い物難民の問題は相当解消される方向に向かうはずです。「ネットで注文なんて難しい」と言われるかもしれませんが、最近の大手スーパーの買い物画面は相当考えられた、わかりやすい設計となっています。

これは国政も含む話ですが、IT環境の整備は日本は大きく立ち遅れてしまいました。ここをテコ入れしないと、日本の競争力の減衰はさらに加速していきます。日本のIT担当大臣が「はんこ議連」会長の竹本直一氏という時点で、そのあたりのやる気が政府にあるのかといぶかしい思いにかられます。

他方、佐倉市においても、IT化はしっかり優先順位をつけて取り組むべき施策だと考えています。

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