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京成佐倉駅周辺の都市計画

佐倉駅前の活性化

佐倉駅前の商店街は、およそいつ行っても閑散としている印象です。

私は賛同したところだが、佐倉市は新しい佐倉図書館を含めた複合拠点である「夢さくら館」を造りました。

この施設は、新町のにぎわい創出拠点という役割もあります。

そこで、まずはこの夢さくら館について、今一度確認の意味で、都市部がおさえている都市構造再編集中支援事業にかかる予算について、決算見込みの総額をうかがいます。

執行部(市役所)回答

それでは次に、佐倉市街の活性化という観点で、新図書館ができる前と後とで、具体的にどのような効果があったのか、できる限り定量的な数値でお答えください。

執行部(市役所)回答

ありがとうございました。都市構造再編集中支援事業に関する効果検証については、先である旨確認いたしました。

それでは、そちらで実施する効果検証の集計項目を教えてください。また、集計の結果はいつ公表されるかうかがいます。

執行部(市役所)回答

集計と分析、そしてそれらの施策へのフィードバック、しっかりお願いします。

佐倉市の歴史資産に関するビジョン

これは苦言ですが、新町地区はこれまで図書館、おはやし館、美術館、武家屋敷、旧堀田邸、旧平井邸等、文化的、歴史的資産に多くの予算をつぎ込んできました。

それら施設を点とした場合、新町地区を面としてとらえて、大きなビジョンのもと展開ができているのか、公開資料を見る限り疑問を感じます。

交流人口たる観光客の分析をしたうえで、彼らがどのような導線をたどり、どう学び、どう楽しんでもらえるのか、さらにいえば、どこで佐倉市のサービスや物品にお金を落としてくれるのか、ストーリーがみえません。

手前みそになりますが、私は歴史体感都市として佐倉市全体をとらえ、その中心を新町に据え置いた構想を提案しました。

歴史体感都市佐倉構想

佐倉市の歴史的遺産のうち、堀田邸、武家屋敷など新町周辺に立地している建造物の他、先崎(まっさき)の鷲神社(わしじんじゃ)、岩名の仁王像など、現存するものがある場所を「実体験エリア」とし、ARなどで可視的に再現されるものを「見て、学べる」エリアと分けて展開することで、新町以外の地域も含めた佐倉市全体を「歴史体感都市」としてとらえなおすビジョンとしたわけです。もちろん、歴史を体系的に学ぶ総仕上げとして、歴博の存在は欠かせません。また、持論である「佐倉市史」の再編さん事業も、その構想の背骨として、ICT時代をとらえた全く新しいものにしようという構想です。

そのようなとらえ方をすれば、お囃子館や新町の町並みもおのずと仕分けができ、ビジョンの中の役割や展開の方向性がみえてきます。

これはあくまで私の構想ですが、少なくとも現在公開されているWコア構想を精査する限り、「これで佐倉市の歴史資産の活用は大丈夫」という手ごたえがありません。

政策予算が年々先細りしていく佐倉市にあって、お金のかかる都市計画は知恵の出しどころかと思います。 少なくとも、里山自然公園の民有地の買い取りに10億、などではなく、真に佐倉市民にとって重要な事業にビジョンをもって取り組んでいただくことを要望し、私の質問を終わります。


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