- 2020.02.07
佐倉保育園での交通安全教室
これは、交通事故からこどもの命を守ることができる事業だと感じたので紹介させていただきます。
佐倉市中央公民館のお隣に、佐倉保育園はあります。
そこで、千葉県と千葉県警察主催により、6月4日、10月16日、2月7日の3回に分けて交通安全教室が実施されました。
この教室を実施する目的は、小学校に入学して間もない児童の歩行中の交通事故がとても多いので、それを無くそう!というもの。できればすべての保育園、幼稚園などで実施いただきたいところですが、それは人員や予算との兼ね合いもあるので、県内の指定園で毎年実施しつつ、そのノウハウを基礎自治体内の他園に広めてもらう狙いもあるとのこと。
そんなわけで、及ばずながら私も簡単に本事業の視察報告かたがた、情報発信としたいと思います。
◆感想と講習概要
対象は、今年の4月には小学1年生になる5歳児です。正直なことを申せば、この3回の講習を通して、子供たちは本当に「道路での身の守り方」を学べるのだろうか?と当初は半信半疑でした。思い返せば、私に横断歩道の渡り方を教えてくれたのは兄でした。ぎゅっと手をつないで、遠く点のようにしか見えない車があるだけで「渡るな!危ない!」と叱られつつ、道路とはなんと危険な場所なのだ、と幼心に絶望した記憶がまざまざとよみがえります。一方、私が通っていた幼稚園で交通安全について何か学んだか、と考えると、きっと教えて下さったのだと思いますが、少なくとも「記憶にございません」と政治家らしからぬ?回答しかできない自分がいたので。
しかし、3回の講習を通じて感じたのは「エッセンスは確実に園児たちの血肉になっている」というものでした。
もう一つ印象に残ったのは、私が子供のころは、横断歩道では「右左右」を確認したら、手を挙げて渡る、というものでしたが、そのあたりの手順もしっかりアップデートされていたこと。
いわく、横断歩道に来たら「止まる、見る、待つ」という3つのステップを踏むこと。これが、講習を担当していたお巡りさんたちのハキハキしたトークと、キレのある身振りで繰り返し説明されます。これ、幼児でなくても「ついマネしてみたくなる」もので、実際3回の講習を通じて、すべての子供たちに身についていました。
また、特に「見る」という動作は、道路状況や車の量などによってある程度自由度をもたせておくことが必要で、常に「右左右」と教えられていたころより、ずっと実践的です。
加えて、横断歩道を渡っているときも、常に「きょろきょろ」と注意しながら渡ることを教えていました。お巡りさんの話では、道路を渡っている最中に事故に遭うケースが多いとのこと。これも、私たちは明示的に教えられることなく大人になってます。
さらに、「注意を怠った場合の事故」を、写真のような「車役の人」と「注意を怠った人」で再現する迫力ある演技も素晴らしかった(写真は楽し気ですが、こういう雰囲気ではなく、まさに交通事故というものでした)。事故にあったときの衝撃を風船が割れる音で表現し、「事故に遭った人役」のお巡りさんが跳ね飛ばされて道路に転がるシーンを見たとき、48歳の私でも「こういう事故には遭いたくないな・・・」と、本気で思いました。

それ以外にも、見通しの悪い角で道路を確認することや、信号機についてなど、さまざまな実践的講習がなされたことを紹介しておきます。そして、最終回の今回は、園児一人ずつすべての工程をクリアする「実践訓練」も行われました。

プライバシー上の配慮から写真や動画をご覧いただけないのが残念ですが、現場の風景はこんな感じでした。また、佐倉市内の保育園や幼稚園の保育士の皆さまも、研修のため本講習を視察されていましたので、ぜひ他園でも実施してもらえたら、と思います。千葉県警さんも、この一連の講習の方法について、YouTubeなどでアップしてもらえるとよいかもですね(すでにあったらすみません。保育士向けのものは、ちょっと探しきれなかったもので)。
一点非常に残念だったのは、講習では「横断歩道は車が止まらず突っ込んでくる」ことを前提にされていたことです。そもそも、人が待つ横断歩道は法律で車を止めて待つことが義務付けられているにもかかわらず、日本ではほとんどそれが守られていない。むしろ、車が止まるのは「例外的事例」となっていること。
前回12月議会で、佐倉市でしっかり横断歩道で車を止めることを要請する議会決議が否決されたわけですが、さくら会、自由民主さくら、公明党、無会派議員のうちの一人の合計18名の議員は、なぜこの議会決議に反対したのか、しっかりと市民の皆さまにお伝えする義務があります。
千葉県警の皆さまはじめ、本講習に協力してくれた佐倉保育園の先生方、佐倉市健康こども部をはじめとする市役所職員の皆さま、お疲れ様でした。
◆最後に佐倉市の取り組みなど
本件終了後、佐倉市健康こども部の方とお話しをする機会をいただきました。
佐倉市では、公立、私立あわせ39ある保育施設の保育士などを対象に、毎年複数のテーマを決めて研修を実施しているそうです。事例をあげると、食品アレルギー、人権、安全対策など、年間にいくつかテーマを決めた集合研修とのことで、こういう活動が保育の質のブラッシュアップにつながっているわけです。
今回の交通安全教室が、そういう研修の一つに組み込まれれば、小学生になりたてのお子さんの命を守ることにつながるかもしれない、そんなことを担当課の方とすり合わせし、今回の視察を終えました。
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