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佐倉市の施設使用料改定に関する質問

佐倉市で2021年に審議された施設使用料の改定について、改めて一般質問に取り上げてみました。

本件は、いろいろ不可思議なことが多い議案であり、私としてはどうしても疑念を払しょくすることができません。

そのあたりの問題点の指摘は、過去の記事でまとめていますのでよろしければご確認ください。

佐倉市の施設使用料改定(実質値上げ)の奇妙な「見送り」

以下、質問です。

2022年12月8日:髙橋とみお一般質問

「若い世代に選ばれるまち」という文脈を前提に、佐倉市の施設使用料について質問いたします。

先般施設使用料の改定が行われ、本年4月に佐倉市直営施設は一斉に、基本的には値上げの方向で改定されました。

私は、しっかりした手続きのもと行われる料金改定は必要であるという立場ですが、前回の使用料手数料の改定議案について、反対しました。

理由は、基本方針とセットで検討されるべき行政改革懇話会の提言の検討結果について、議会に説明がなかったことが大きな要因でした。

例えば、懇話会の提言では以下のようなものがあります。

料金改定と政策誘導
今回の料金改定が結果として増額となるのであれば、使用料の減免等については、少子高齢化への対応や、公共交通の利用促進、シティプロモーションといった政策的観点も踏まえた検討も必要です。メリハリのある使用料の見直しにより、市民の納得度も上がるものと考えます。例えば子どもはすべて無料など、市長のマニフェストや重点施策との連動を狙ってはいかがでしょうか。

この他にも

他市との施設相互利用による効率化の追及

利用率やリピート率等の料金への反映

など様々な提言がなされており、いずれもとても重要なものだと考えます。

そこで

次回料金改定までの期間、この使用料手数料の改定について、行政改革懇話会に新たに意見を求める諮問をする予定はあるか伺います。

また、次回改定では、懇話会の提言としっかり向き合い、その結果を議会に報告する用意があるか伺います。

執行部(市役所)回答

ありがとうございました。

先の懇話会の提言の中で、料金改定と政策誘導という文脈で、「例えば子どもはすべて無料など、市長のマニフェストや重点施策との連動を狙ってはいかがでしょうか。」とするものがありました。

この方向性で言うならば、船橋市では、子ども食堂が公民館を利用する際、事前準備と当日の施設使用料を無料とする運営がなされています。その結果、各地域の子ども食堂が活発化しているという件を、先日無会派議員3名での視察時のヒアリングで確認しました。

「若い世代に選ばれるまち」を、施設使用料という側面でみたときに、大変参考になる施策だと考えますので、次回施設使用料改定の折にはぜひご参考にしていただきたいと思います。

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