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佐倉市議会における請願・陳情について

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請願・陳情についての、上記二つの記事に関する私なりの補足説明です。

二つの論考で述べてきたとおり、市民からの市政への要望や意見である請願・陳情は、佐倉市議会議員は「十分に声を聞き、賛否の理由を述べる」必要があると考えます。

他方、私自身、請願や陳情に「賛成〇」にする率は、かなり低いほうです。

言っていることとやっていること、一見矛盾するように感じられるかもしれませんが、請願・陳情は市政にかかわる公式な要望であるがゆえに、「なんとなく趣旨には賛成」程度で、私は請願・陳情に賛成しません。しっかり検討することと、賛成を乱発することは意味が違います。

私としては、請願・陳情はできる限り内容を読み込み、仮にその請願・陳情が採択された場合、市として何をせねばならないか、およそどの程度の予算が必要か、それが今他の事業と比較して高い優先順位があるものなのか、市が実施している類似の事業の重複になっていないか、などを調査したうえで賛否表明しています。

そのためにも、請願・陳情を審査する委員会では、しっかり請願・陳情を提出した市民の説明を聞くべきであるし、そのうえで反対するなら、極力その理由を討論などを使って伝えるべきであると考えます。

そうしないと、いつまでたっても「請願・陳情って、やっても意味ないね」ということになり、市民の市政参加は遠のくばかりです。

もちろん、請願者と議員の質疑応答の方法や時間については、一定のルールを設ける必要はありますが、そのような方向の改革をしないと、佐倉市議会はその最高規範である「議会基本条例」違反の状態を長く続けることになり、ひいては自らが自らの首を締めることになると、私は考えます。

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