- 2024.03.07
西志津地区の危険な通学路:勝田台4号踏切について
2024年3月7日:髙橋とみお一般質問
資料をご確認ください。
これは、西志津小学校の雨の通学路の風景です。
ご覧のとおり、国道296号線から勝田台4号踏切までの道は狭く、車一台通るのがやっと、という幅員です。
この道に車がひしめいている中、傘をさした児童生徒が通ります。
傘の端が車にあたることもあるそうです。
この道を歩くと、図のとおり京成線の非常に狭い踏切に行き当たります。
踏切では、天候に関係なく常時4名のスクールガードがいらっしゃいます。
スクールガードの方がいなければ、強引に踏切を渡ろうとする車が多く、登下校時の児童生徒は非常に危険な状態にさらされます。さらに、踏切をわたってすぐに設定されている横断歩道を子どもが渡っている最中、踏切から出て右折しようとする車が子どもをかすめることは、過去何度もあったそうです。
そのため、スクールガードの皆さまが車両と歩行者の通行を整理し、なんとか通学できる状態にしている状況です。
なお、同じ地区には中学校も立地しているため、井野地区の児童生徒は小学校、中学校時代を通じて、これらの踏切を渡ることになります。中には、踏切が危険すぎるという理由で、アパートを退去して他市に移ってしまったご家庭もあったそうです。
この4号踏切付近の通学路の問題は、大きく分けて3つあります。
1.国道296号線から踏切までの幅員の狭い道(以下「狭い道路」とする)
2.狭い勝田台4号踏切
3.踏切を渡った後の通学路
今回は、1と2について質問します。
確かに、1も2も解決するのは非常に多くの困難な点があることは理解しています。また、これまでに電柱幕や路面標示等、手を打っていただいたことは感謝しています。
しかし、児童生徒の登下校時の安全を、完全にスクールガードの皆さまに頼り切っている状況を早急に改善する必要があります。
できるならば、1の狭い道路と、2の歩道のない踏切の拡幅をお願いしたいと考えます。そこで
- 狭い道路に面した住居にお住まいの住民の方に、佐倉市として、道路拡幅を目的とした土地購入等の交渉をしたことがあるか。あれば、その時期と結果についてお聞かせください。
- 狭い道路を一方通行にする、時間帯規制をする、等の方策も検討可能と考えますが、そのような交通規制をする際に必要な要件は何かを聞かせ下さい。
以上2点についてうかがいます。
執行部(市役所)回答
まず初めに、ご質問の国道296号から勝田台第4号踏切までの市道2―358号線の用地交渉等の経緯ということについてお答えいたします。こちらの道路につきましては、道路整備などの事業化の前提となる道路境界について、平成7年に自治会から当該路線の境界確定を求める要望に基づき、道路沿いの地権者と境界立会いを実施した経緯がございます。しかしながら、境界確定ができなかったという経緯となっております。
続きまして、2つ目の京成電鉄との協議における京成電鉄の見解ということでございます。そちらにつきましては、踏切内の歩行者専用通路の設置に関する京成電鉄の見解は、過去の協議において、踏切内で車や歩行者が滞留できるような踏切部分だけの拡幅は安全上了解できないので、踏切に接続する道路の拡幅が必要になること、踏切部分の整備だけでも多大な費用と時間が必要であることという見解が示されております。
続きまして、最後となります、交通規制等の条件ということで、そちらにつきましては、一方通行や時間帯規制などの交通規制につきましては千葉県公安委員会の所管となります。公安委員会の窓口である佐倉警察署に確認をしたところ、新たな交通規制をかけるには、様々な事情を抱える地域の方々に配慮する必要があるため、当該道路の周辺地域で生活する市民の皆様の同意がまず前提となること、その上で道路状況と交通実態を踏まえ、安全対策の必要性や内容などを検討し、総合的に規制の可否を判断すると伺っております。
ありがとうございました。
まず、境界確定については、残念ながら確定ができなかったということですので、その件について、まだ何かできる余地があるのかなと思いました。また引き続き頑張っていただければと思います。
また、踏切に関しては、先ほど三井議員のお話がありましたけれども、法律もどんどん変わってきていますので、検討の余地はありそうです。
本日ご確認いただいたとおり、勝田台4号踏切とその付近の道路は通学路としても、また生活道路としても非常に危険です。
時間の都合上、4号同様通学路として使われている勝田台2号踏切についてはコメントしませんでしたが、4号踏切同様に狭く、こちらもスクールガードの皆さまのお世話になっています。
現在スクールガードとして、佐倉市の宝である子どもたちの命を守る活動をいただいている皆さまは高齢化がすすんでおり、現在ぎりぎりの人数でなんとか安全を確保している状況です。
その意味で、この場所の危険な状況を改善しない限り、必ずいつか事故が発生します。
また、本道路の交通規制については、地域住民の合意形成が必要であることを改めて確認しました。 その件については、合意形成のプロセスなどについて多く実績のある執行部の皆さまにもご協力をお願いいたします。
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