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解説:佐倉ふるさと広場の集客マーケティングと臼井一帯の交通

佐倉ふるさと広場の拡張計画と臼井地区の安全対策に関する質疑の解説

一般質問:佐倉ふるさと広場の拡張計画と臼井地区の安全対策に関する質疑


佐倉ふるさと広場は現在、年間約28万人が訪れるとされています。
しかしその「28万人」という数字は、来場者を直接数えたものではなく、
「佐蘭花(売店)の購買率を20%と仮定して逆算した推計」であることが分かりました。
来場者数の計測方法や第三者検証は行われていません。

さらに、拡張整備後は年間47万人の来場を見込むとされていますが、この数字も 明確なモデルや根拠が示されていません
アクセス手段(車・自転車・徒歩・公共交通など)別の来場予測も示されず、行政は「ほとんどが普通車で来る」とだけ回答しています。

一方で、京成臼井駅からふるさと広場までのルートには

  • 歩道が狭い
  • 車の交通量が多い
  • 生活道路と観光ルートが重なる
    など多くの危険箇所があります。

私は、
「集客を増やす前に、安全に歩ける環境を整えるべき」
という立場から、歩道幅・交差点の安全性・自転車空間などの現況調査について確認しましたが、体系的な調査は行われていないことが分かりました。

また、臼井地区や県道64号周辺について、歩行空間拡幅や無電柱化などの長期整備方針をどの計画に位置付けているか質問したところ、市のいずれの計画にも具体的な位置付けはないとのことでした。

イベント時の安全管理体制や、自治会・商店など地域との連携についても、
現時点では明確な方針は示されていません。

◆私の考え

ふるさと広場の拡張により、臼井地区全体で歩行者や自転車が増加することが予想されます。
だからこそ、
来る人が安全に歩けること、暮らす人が安心して生活できること
を優先すべきです。

「整備が間に合う計画」ではなく、「整備に基づいた現実的な計画」こそ、市民にとって安全で持続可能だと考えています。

今後も、市民の安全を第一に、臼井地区のまちづくりと観光政策の両立を求めていきます。

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