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12月23日臨時会討論:いわゆる「子育て世帯臨時特別給付金支給事業の変更」に賛成

討論原稿を公開するにあたり

本件は、ブログで報告してきたとおり「子育て世帯臨時特別給付金支給事業の10万円一括給付」を議決する直前の討論です。お伝えしたとおり、本件は無事可決されました。

政府からおりてきた10万円の給付方法について、その目的から逸脱しているとみなされると、政府から「じゃ、10万円は市の独自財源で支払ってください。国は認めません。」ということになってしまいます。

その意味で、佐倉市をはじめとする基礎自治体は、この手の施策については政府の方針決定をかたずをのんで注視しているわけです。

特に今回は、児童手当の給付対象者には年内に払いきれるかどうか、という瀬戸際のタイミングだったので、執行部もじりじりしていたことと思います。

以下、討論原稿です。


12月23日臨時会討論:いわゆる「子育て世帯臨時特別給付金支給事業の変更」に賛成

まずは、定例会最終日、討論で訴えた「10万円一括給付」に動いていただいたことについて、西田市長に感謝申し上げます。

先ほど市長が答弁にておっしゃっていたとおり、政府の決定が足かせとなって一括給付を定例会で上程できなかったとする件、まったくその通りと思います(髙橋注:これは、政府が5万円の分割給付にこだわり続けたために、地方議会では10万円を一括給付する決定ができず、結果無駄な通知を対象市民に送らざるをえなかったことについて、政府を批判して述べた一文です。西田市長が、市民ネットワークの松島議員の質問に答え「政府の決定が足かせとなった」と述べたことは、その文脈で正論であると感じました)。

佐倉市の子育て世帯が、必要なタイミングで10万円を一括で受給でき、かつ無駄な事務費と職員の労力を使わない。本件を実施するうえで、私はベストな方策であると考えます。

以上のような認識にたったうえで、賛成の立場で私見を述べます。

本件は、確かに18歳以下のこどもを育てる保護者には喜ばれる施策ではあると思います。

また、政府がつけた給付予算である以上、賛成しなければ単に佐倉市の子育て世帯が損をすることになってしまうので、本議案には賛成いたします。

他方、このような1回切りの給付策とその給付対象の設定は、コロナにより打撃を受けた子育て世帯に対する経済対策という目的に、どれほどかなうものなのか?と考えずにはいられません。

NRIが公表している「子供への給付金の経済効果とその課題」と題されたコラムの一部を読み上げます。

給付金はコロナ対策の一環との位置づけであるが、子供がいる世帯は、新型コロナウイルス問題で所得が減少した世帯ばかりではない。世帯主などが、新型コロナウイルス問題が追い風となる業種で働いており、むしろ所得が増えている世帯も少なくないはずだ。(中略)
子供がいる世帯は概して生活弱者であるとの認識があるのかもしれないが、それはコロナ対策ではなく、既存の社会保障制度で対応すべき問題だ。そうしたセーフティーネットの制度がコロナ禍の下でうまく機能していないのであれば、それをまず機能させるようにすることが優先課題だ。そして、既存の社会保障制度、セーフティーネットで十分に対応できない分についてのみ、一時的なコロナ対策として給付制度の導入を検討する、というのが本来のあり方ではないか。

私は、このコラムの引用部分の認識に賛同します。

この「一回きりの給付」で使われる兆を超える予算は、先の衆議院議員選挙の公約の延長で実現したものですが、このような税金の使い方は、本当に国民に寄り添った施策であったのか、それとも「選挙目的のばらまきによる付け回し」という評価となるのか、事後も忘れることなく議論すべき議題であろうと考えます。

以上のような論点はあると考えるものの、本件については賛成いたします。

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