- 2021.06.01
2021年6月1日:佐倉市議会が西田市長等のコロナワクチン優先接種を促そうとする提言について
本日、佐倉市議会で会派代表者会議と議会運営委員会が開催されました。
今回の記事では、会派代表者会議で話し合われた「佐倉市議会が西田市長等のコロナワクチン優先接種を促そうとする提言」について、議論の推移の報告とあわせ、私なりに意見を表明させていただきます。
まず前提として、私は会派に所属していない関係で、本日行われた「会派代表者会議」にも、「議会運営委員会」にも、参加できません。そのため、当該会議では一切意見表明できません。この記事の前半は、そんなわけで「傍聴のサマリ」です。
◆西田市長等のワクチン優先接種提言案の議論の推移
さて、本件はさくら会の中村代表が、会派代表者会議の場で提案しました。
その趣旨は、万一西田市長や染井副市長が新型コロナウイルスに感染したら、行政がストップしかねない。
よって、お二人とも65歳以下ではあるものの、優先的にコロナワクチンを接種してもらうべきで、それを議会の総意として提言しよう、とするものでした。
その意見に賛成の立場からは以下のような発言がありました。なお、当該会議は各会派の代表が、各会派の総意をもって発言しているという建付けです。
公明党の岡村代表は
市長、副市長本人が自分から言い出しにくいので、議会からお願いするべき
さくら会中村代表(提案者)は
西田市長本人は「自分の接種は最後でいい」という思いがあるが、万一があってはいけないので議会からお願いするのだ
自民党の山本代表は
西田市長自身が自分の優先接種の決断をしたら、市民の賛否の意見が多数表出される懸念があるため、議会がお願いするのだ
他方、市民ネットさくら、共産党、ひまわり会とオンブズマン各会派代表から、総論として議会から市長にこのような提案をすることに慎重な意見が出たため、佐倉市議会の総意としての提言とすることは「いったん持ち帰り」となりました。
◆本件に対する髙橋とみお(私)の意見
- 西田市長、染井副市長が優先接種することは「賛成」
- その場合、まずは市民の付託を受けた政治家である西田市長自身が決断し、責任をまっとうする意思と覚悟を表する発信を、市民に対して実施するべき
- その市長の発言を受けて、議会議員が個々に賛否を表明するという段取りが、二元代表制の一翼を担う議会の在り様であり、筋である
- それを、市長等の意思はともかく、議会が総意として「市長、是非ワクチンを打ってください」とお願いするのはまったくの筋違い
- 中村代表の言う「自分の接種は最後でいい」とするのが市長の意思だとすると、その程度の覚悟であるならば、市長等のワクチン接種には、私は「反対」
一言でいえば「市長が決断すべき」と考えます。
なお、西田市長の優先接種の賛否は不明ですが、「市長が決断すべき」という意見は、市民ネットさくらの五十嵐代表が会議で表明していました。その点について、市民ネット五十嵐代表の意見を支持します。
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