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2021年6月4日:「64歳以下対象者の新型コロナワクチン接種券を早期に発送し受付システムの増強を求める要望書」提出の報告

本日、表題のタイトルの要望書を、無会派議員3名(玉城議員、稲田議員、私)の連名で、西田市長に提出しました。

当該要望書PDFデータはこちら(下段に要望書の文章を掲載しておりますので、そちらでもお読みいただけます)。

本年6月1日の「こうほう佐倉」にて、佐倉市の接種券の発送について

  • 「基礎疾患を有するかた」と「高齢者施設の従事者」→7月20日
  • 60から64歳のかた→8月中旬
  • それ以外のかた→未定

とする広報がなされました(以下、「こうほう佐倉」より抜粋した図)。

佐倉市の当初計画では、まずは全対象者に一括で6月下旬に接種券を発送する予定でしたが、今回の市が変更をした方針では「優先接種者」をハガキでの調査で確認した後、それら優先接種者群に対して接種券を「分割発送」する方法となっていました。

議員としては、この方針は「寝耳に水」でしたので、本件について精査した後、主に政府の方針、市民の声、各種報道などを前提に、行政に要望書を提出しました。

我々が求めた内容の概要は

  • 優先接種者ごとに申し込みを分けることは賛成
  • 他方、接種券は全対象者に、極力早く送付することが大切
  • その理由は、接種券がないと、国や県が今後設置する集団接種会場への申し込みができない可能性があるため
  • 優先接種者の申し込みは、市長が自らの言葉でしっかりお願いすれば、市民の善意を前提とした「自己申告」で足りる
  • 加えて、これまでで最大の申し込み規模になるであろうオンライン申込の回線等の増強をはかるべき

としました。

西田市長の見解としては、現時点では要望書にある一斉送付は考えていないが、今後はどうなるかわからない、とのことでしたので報告いたします。

趣旨等について、文面をそのままテキストで下段に掲載しましたので内容ご確認ください。


64歳以下対象者の新型コロナワクチン接種券を早期に発送し受付システムの増強を求める要望書

本年6月1日に配布された「こうほう佐倉 No.1358」にて、64歳以下対象者への接種クーポン券(以下「接種券」とする)の発送時期を、当初予定の6月中旬から、優先順位の高い市民には7月中旬、その他一般の市民には8月中旬とするスケジュールが示されました。
他方、現在国や県がすすめている、当該対象者を前提とした集団接種会場が早期に設置された場合、接種券発送の遅れが集団接種会場での佐倉市民の接種機会を失わせる結果につながるなど、市民への不利益の発生が懸念されます。
佐倉市の現状計画にある「基礎疾患を有するかた」、「高齢者施設などに従事するかた」及び「60歳から64歳の方」を優先接種する、という方針には賛同しますが、厚生労働省は「基礎疾患を有する方とそれ以外の方をあらかじめ、自治体で把握し、接種券の発送を分ける必要はありません。」とし、優先順位の選別は「接種予約する方の自己申告で十分」、とする見解を示しています(※1)。
また、市民へ接種券を一斉配信した場合受付業務が混乱する、という懸念については、あくまで市民の自己申告を前提とし、優先接種者や年齢別に予約期日を切り分ける施策で足りると考えます。
そのような「市民の善意に対する信頼」を市長自らの言葉で伝え、佐倉市民にお願いをする姿勢を示せば、厳密な優先接種の調査をすることなく、上記対象者のワクチン予約業務を円滑に行えるものと思います。
とはいえ、特に受付システムについては、上記対象者の受付開始時にはさらなる増強が必要です。受付対象者の若年化により、インターネットに親和性の高い市民となることとあわせ、優先接種者だけでも対象市民は2万人を超えるため、これまでで最大のアクセスが想定されます。5月20日、21日の回線では、再度同じ混乱が発生することは必至です。
以上を踏まえ、以下の点についてご対応くださいますよう、ここに要望いたします。


※1厚生労働省健康局健康課予防接種室 2021年6月2日発出「新型コロナウイルスワクチンに係る予防接種の高齢者に次ぐ接種順位の者(基礎疾患を有する者等)への接種の開始等について(疑義照会追加その2)」:問3、及び問4


上記をふまえ、佐倉市における16歳から64歳までの市民を対象とした新型コロナワクチン接種券の発送と受付システムに関して、以下の通り要望します。

  1. 接種券の発送を、現計画のような優先接種者の調査の後とせず、極力早いタイミングで、全対象者に一斉発送とする
  2. これまでの経験をもとにした、予約受付システムの回線容量の増強、負荷分散等による集中アクセス対策の強化

以上、よろしくお願いいたします。

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