- 2023.03.14
2023年2月定例会市長提出議案討論「佐倉市の敬老会事業は、現状のままで進めるべきなのか」
先の選挙で、西田三十五市長が第一の公約としてあげていた、佐倉市敬老会事業の充実。
この「おじいちゃんおばあちゃんにありがとうの気持ちを伝えたい事業」が、その結晶ということができると思いますが、はたしてこの事業、本当に佐倉市の敬老事業として市民に求められているものでしょうか?
私は、この4年間本事業に賛成をしてきたものの、本事業にたずさわる複数の方たちから、継続の意義に関する「様々な角度の疑義」をいただいています。
この討論は、短いですがその点について率直にその点を訴えてみました。
以下、2023年3月13日、定例会最終日に私がなした討論です。
おじいちゃんおばあちゃんにありがとうの気持ちを伝えたい事業
議案第1号、令和5年度の予算について、賛成の立場で、いくつか指摘事項等含め討論いたします。
まず、おじいちゃんおばあちゃんにありがとうの気持ちを伝えたい事業についてです。本事業については、ほぼ例年通りの約920万円の予算で検討されました。
本事業の目的である敬老、及びご高齢者の生きがい創出、社会参加の促進は、大変重要かつ意義深いものであることは論をまちません。
他方、実際に本施策に携わっている複数の方から、この予算規模で実施できる内容や範囲で、このまま継続すべきなのか疑問の声を聴いております。
例えば、同じ高齢者向けの事業という目線で言えば、今後より深刻化する一人暮らしのご高齢者問題や、認知症対策をより厚くする必要があります。
今年度の予算案には賛成するものの、私たち世代が高齢者となっていく今後20年は、ひっ迫し続ける財政トレンドがほぼ確定している佐倉市において、高齢者福祉という観点から、何がより優先順位が高い事業なのか、慎重に検討する必要があると考えます。
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