NEWS

2023年2月議会:髙橋とみおの討論一覧と解説

2023年の2月定例会は、佐倉市議会にとっては選挙直前の議会でした。

佐倉市では、統一地方選で議員、市長が選挙を迎えますから、このメンバーで行う議会はおそらく最後となります。

佐倉市議会については、28名中18名の議員に議決を独占されている、いわゆる「さくら会等議員団による権力固定化」問題や、議会が委員会などの動画公開を拒否し続け、市民への情報公開を阻むいわゆる「 さくら会等議員団による闇議会」問題など、多くの問題を抱えたまま任期を終えることとなりました。

委員会等動画のインターネット公開を否決し続けた佐倉市議会の歩み

改選後をにらみ、すでに複数の市議会議員候補者に「我が会派に入らないか」という勧誘の声掛けがはじまっているという話も聞いております。闇議会を永続させないためにも、候補者の皆さまは、議員は市民の代表であって、会派のため(あるいは会派の高齢議員の思うままに動くため)に存在しているのではないこと、また「議会の委員会等の動画公開は当たり前である」という「一般常識」を、議員になっても忘れないでいていただきたいと思います。

以下、私が本議会に上程された「市長提出議案」に対して、私がなした討論です。


市長提出議案討論

佐倉市の敬老会事業は、現状のままで進めるべきなのか?
おじいちゃんおばあちゃんにありがとうの気持ちを伝えたい事業

さくら会「0円動議」により国費7億円が消えた長嶋茂雄記念岩名球場の後始末
長嶋茂雄記念岩名球場の防球ネット


次に、議員提出議案の討論を掲載します。

佐倉市議会では、慣例としてまず市長が議員に対して上程した「市長提出議案」の他、請願、陳情、人事案件等を一括とし、それらについてまとめて討論する時間があります(具体的には、委員会報告→委員会報告に関する質疑→討論→採決、の順に進みます)。

それらの後、今度は当該議会に議員が上程した意見書、決議などの「議員提出議案」について、まとめて討論する方式をとっています(具体的には、議案提出議員による発議案説明→発議案に対する質疑→討論→採決、の順に進みます)。

意見書のタイトルだけ読むと、高橋はなぜこの意見書に反対したんだ?といぶかしくお思いになる方もおられると思います。

ブログでは繰り返しお伝えしていますが、私は「趣旨にはおおよそ賛成できるから賛成」はしない議員です。国をはじめ関係諸機関に佐倉市議会の公式文書として提出するものである以上、できる限りしっかり内容を精査し、質問をし、納得いったものしか賛成はしません。

タイトルを見ただけで賛否表明することも原理的には可能ですが、それをしたら私が批判している議員と同じことをすることになります。


議員提出議案討論

認知症の人も家族も安心な社会の構築を求める意見書:反対

防衛力増強より平和外交に力を尽くすよう求める意見書、及び2023年度防衛予算の抜本的見直しを求める意見書:反対

物価高騰から市民の暮らしと営業を守るための抜本的な対策を早急に講じるよう求める意見書:反対

日本学術会議の独自性を奪う政府方針の撤回を求める意見書:反対

原発運転60年超を認める規制制度改悪の撤回を求める意見書:反対

一覧へ戻る

最近の投稿

カテゴリー

アーカイブ

BOOKS

書 名:地方議会議員の選び方 佐倉市の事例を参考に
著 者:髙橋 とみお
カラー:表紙フルカラー 中面モノクロ
版 型:A5版
価 格:500円(税別)
出版元:欅通信舎 ご購入はこちら
書 名:佐倉市域の歴史と伝説 旧石器時代から戦国時代の終焉まで
著 者:けやき家こもん(本名:高橋富人)
カラー:全頁フルカラー
版 型:A5版
価 格:900円(税別)
出版元:欅通信舎 ご購入はこちら