- 2024.09.04
2024年9月の佐倉市議会一般質問
2024年9月5日の午後、一般質問で登壇します。
時間は、おそらく午後2時前後ですが、前に質問を実施する議員の実施時間により変わるため、確たる時間はお知らせできません。
一般質問はインターネットでライブ中継されますから、よろしければ以下からご覧ください。
佐倉市議会中継 (本会議)
内容や資料は、追って本公式サイトにアップさせていただきます。
【質問内容】
1.佐倉市職員向け持ち家手当
(1)目的の整理
(2)現状と今後について
2.里山自然公園の民有地買収
(1)佐倉里山自然公園整備基本構想
3.日本語適応教室
(1)開催状況と今後
4.消防団員の車両保険
(1)消防団員のマイカー共済制度
◆事業の決定と市民への説明
議員の最も大切な仕事は、行政の事業(予算)の優先順位をつけて、「やるorやらない」を「決定」すること、とお伝えしました。
また、その判断理由を市民の皆さまにお伝えすることは、「市民の代表」という立場であるがゆえに必須である、としました。そうでなければ、市民は議員の仕事や考えを理解できないからです。
さて、今回の質問の前半二つは、私が佐倉市が「やるべきではない」と考えている事業です。しかし、佐倉市はすでに予算をつけ実施している事業ですから、私と佐倉市は本議会で厳しい議論を繰り広げることになります。
一方、後半の二つは、現状佐倉市が「やっていない」あるいは「十分ではない」ため、「やるべき」あるいは「よりしっかり予算をあてるべき」と、私が考えている事業です。もちろん、この他にも佐倉市が未実施ではあるけれども優先順位が高い事業はたくさんあります。しかし、限られた時間の中でそれらをすべて要望することは不可能ですから、今回はこの二つを取り上げました。
◆予算と事業
「事業をやる」という決定は、「事業予算をあてる」ということとほぼ同義です。
そのため、「やる」ためには、「そのための予算」をどこから都合しなければなりません。
「子育て支援」にしても「教育の充実」にしても「道路の新設」にしても「公園の整備」にしても「高齢者福祉」にしても、予算が無限にあるならやるべきだし、無駄ではない。しかし、限られた予算であるならば、事業を実施するためには「予算を工面する方法」を前提にしなければなりません。そんな前提もなく「やれやれ」というのは、誰にでもできます。
少し話がそれますが、全国の地方議会の一般質問において、ほぼすべての議員がこの「やれやれ」のスタンスをとっているように見受けられます。これでは、「無責任で一方的な要求」とみられて、企業など厳しい環境での仕事を経験している市民国民から「議員なんて意味ないじゃん」という評価をされても仕方がないとも思えてしまいます。
私は、現状の佐倉市の事業の中で、特に問題がある、つまり「今、予算を使ってやるべきではない」と考えるものがいくつかあり、今回取り上げた「市職員向けの持ち家手当」や「里山自然公園の民有地買収」も含まれます。
例えば、「市職員向けの持ち家手当」は本年10月から完全実施されますが、そこを起点におそらく年間800万円程度を毎年予算措置することになるでしょう。また、里山自然公園の民有地買収については、今年度予算は約6,700万円であり、「順調」にいけば今後何億(最大で10億円以上)もの市税を使うことになります。
一方、日本語適応教室は、現状600万円程度ですが、それをさらに充実させるべき、としています。また、消防団員のマイカー共済は、佐倉市の全52部に1台実施したとして、毎年70万円程度が推計されます。今回私が「やるべき」としたものは、これら事業の受益者が少ない(つまり地味な案件)ために、なかなか日の目をみないものばかりです。その意味で、本記事をお読みの方の中にも、「退屈な内容だ」とお思いの方もおられることでしょう。
しかし、佐倉市にとって重要なものと考えるならば、そういった「光があてられづらい事業」こそしっかりと取り上げ、要望していくことが必要と考えております。
これをお読みの皆さまも、ぜひ「佐倉市に足りていない事業」について、思いをはせてみてください。
また、私が今回取り上げた事業について、私と執行部の主張を見比べてみていただきたいと考えております。
最近の投稿
- 佐倉市議会:政党機関紙の庁舎内勧誘行為の実態調査を求める陳情書
- 2024年9月5日:髙橋とみお一般質問目次
- 佐倉市職員向け持ち家手当
- 佐倉里山自然公園の民有地買収と基本構想について
- 佐倉市の日本語適応指導事業
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