- 2021.05.11
市議会議員とは「因果な仕事だ」と思うこと
議員というのは、つくづく因果な仕事であると思います。
確かに、地方議員の主な仕事は「行政の監視監査」と「重要な市の方針や、それらに対する議員としての意見、賛否を市民へ伝える」ことです。
その意味で、行政の仕事を精査し、正すべきは正す。さらに、それが重要な事案であればネットや紙で公開するのは、議員としては「ど真ん中の業務」です。
しかし、記事を書き公開するとき思うのは、「また批判か・・・」ということ。とはいえ、私の批判の矛先は、「残念な佐倉市議会」に向かうことが多いですが、行政に意見することも多々あります。
議員は市の職員ではないので、汗をかいて実務にあたるわけではありません。市の職員からすれば「何もしないのに文句ばかり言って金もらって、いい気なもんだよな」というところでしょう。
では、政策提案ならばいいか、といえばそうでもありません。
基本的に議員が提案する政策は「行政がやっていない点」ですから、提案される担当部門としては当然面白いはずがありません。
さらに、その提案が的を外していたり、予算や人員を度外視したものであったりすると、市の職員としてはげんなりすること甚だしいのではないでしょうか。
そこで、議員としては極力「芯を食った」批判や政策提案をしようと必死に調査・勉強し、市民の皆さまと様々なチャンネルで話をし、意見をまとめていくわけですが、実は「芯を食った」批判や政策提案こそ、「逃げられない」という意味において、執行部側がもっとも迷惑なものでもあるわけです。
それでも、税金をいただいて仕事をしている以上、その仕事を極力がんばる。結論はそこにいきつくわけですが、地方議会議員とはそういう側面がある、ということを、メモとして残しておきたいと思います。
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