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佐倉市コロナワクチン予約:市議会議員からの質問に対する佐倉市の回答

表題の件、資料が昨日夕方送られてまいりましたので、私が必要と考えるポイントを、一部私のコメント付きで公開させていただきます。

まずは以下4点、私からの質問とそれに対する健康推進課からの回答です(一部、趣旨が重複している質問が他の議員から出ている可能性もあります)。

【質問】1回目の予約が取れたが2回目の予約が取れない。1回目の接種から3週間以上空いてしまうが効果はあるのか。
【回答】ファイザー社のワクチンは、1回目の接種後、通常3過間の間隔で2回目の接種を受けていただくようにご案内しておりますが、接種後3週間を超えた場合は、できるだけ速やかに2回目の接種を受けてください。
※髙橋注
「できるだけ速やかに」とはどれくらいか?というのが一番知りたいところかと思いますが、市が決定するのは困難ではあります。そこで、厚生労働省が公開している資料がございますので、興味がある方はそちらをご覧ください(PDFデータです)。
第44回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会予防接種基本方針部会:ファイザー社の新型コロナワクチンの接種間隔について

【質問】今回の予約上限17,000は、電話とネットでの予約数それぞれに上限設定はあったのか、それとも電話とネットの予約を足し合わせ17,000に到達した時点で締切となったのか?また、仮に電話とネットでの予約数に、それぞれ上限設定があった場合、その内訳は?
【回答】集団接種の予約枠は、電話予約は25%、ネット予約は75%として設定しました。個別接種については、受付方法の割合を設定していません。コールセンターの電話回線を30回線で対応しているため、電話予約の設定を多くしてしまうと、電話が繋がりにくい状況や1人当たりの通話時間が長くなることから、予約枠が全て埋まらない状況が発生してしまうことを想定し、電話予約を少なく設定いたしました。結果、17,000枠(回分)を埋めることができました。
※髙橋注
難しい判断ではあったかと思います。他方、予約受付が終了してから次回開始までに12日間もの期間が開くことを事前にわかっていたのか、という疑問は残ります。12日間もの期間があることで、「初回のみしか予約できなかった市民」の不安を増幅させる結果となったと考えられます。
また、今回のコールセンターが30回線だとすると、最低でもその倍は必要でしょう(それでも足りないくらいです)。とにかく、一回失敗した点なので、二度は無いように一回目の実績値を見ながらしっかり取り組んでいただきたい。そういった要望については、私を含む無会派議員3名が、西田市長に要望書を提出している他、市民の皆さまからも多くの声が届いておりますので、対応してくれると信じています。
要望書内容はこちら

【質問】次回開始の5月21日予約については、初回で予約できなかった65歳以上の方すべてが対象となるのか。それとも、また分割されるのか。分割予約となる場合、次回の予約上限数はどの程度か。
【回答】高齢者全員分のワクチン数がまだ、国から供給されていないこと、個別接種を行っていただける医療機関も徐々に接種数を拡大していくという所が多いことから、5月21日は約2万回分の予約枠となる予定です。なお、一部の個別医療機関においては、現在、医療従事者への接種を実施していただいており、医療従事者への接種が終了してからでないと高齢者への接種を広げられない実態がございます。
※髙橋注
根本原因は、国によるワクチン確保が遅すぎることだと考えます。21日は約2万回分とのこと、ということは、単純計算で1万人分ということでしょうか?少ないような気がしますが、その件で市に問い合わせても混乱が生じるだけですので、今後の発表を静かに待ちましょう。

【質問】ホームページに書かれているとおり「6月末までに十分なワクチンが供給されることになって」いるのであれば、あえて予約上限数を設定する必要はない。もし、6月末までに十分なワクチンが供給されない可能性があるのであれば、その点をしつかり広報すべき。
【回答】個別医療機関については、接種体制に関する状況が個々に違います。コロナワクチン以外の通常診療や発熱患者への検査対応、定期予防接種も並行して実施していただいているため、長期的なスケジールも立てにくい状況です。国は6月末までに十分な量のワクチンを供給すると言っておりますが、詳細な供給時期までは示しおりませんので、スケジュールの組み方が難しい状況です。予約は取れたのに、接種ができないという状況に陥らないためにも、国のワクチン配分量を見据えた予約枠を設定しております。
※髙橋注
上記同様、やはり国の責任が大きい。佐倉市をはじめとする基礎自治体では、正確な情報がなければ予約を受け付けることができない、ということです。


以下、私以外の議員からの質問と、健康推進課からの回答です。

【質問】ホームページによると、次回の申込みは5/21から開始とのことだが、この申し込みで、可能となる集団の接種期間はいつ頃からいつ頃までか。
【回答】次回の予約枠では、集団接種は7月、8月分を予定しております。個別接種は、6月、7月分を予定しております。

【質問】5月9日のワクチン接種予約において、1回目の集団接種は、5月14日~7月15日分までとなっているが、実際には7月16日以降の分も予約できていないか。
【回答】1回目は7月15日分までとなっており、7月16日以降については、2回目の予約が考えられます。

【質問】 予約できるのは市民体育館の集団接種のみと言われたが、諸事情によりそこまでの移動が出来ない。個人病院の受付が終わったら、すぐにわかるようにネットや電話でのアナウンスなど、何かしらの方法を取るべき。
【回答】 個別病院の予約受付状況につきましては、予約受付が終了した場合には、予約画面に個人病院名は印字されないことになっております。ご理解くださいますようお願い申し上げます。
※髙橋注
質問と回答が微妙に噛み合っていないような気がします。とはいえ、 議員からの質問のような「すぐにわかるようにネットや電話でのアナウンス 」は、DBで一括管理した情報をリアルタイムに公開するシステムが組まれていない限り、現実的ではないと思います。

【質問】事前(5月9日以前に)受付をしていた医療機関がある。そのため受付開始直後にPC接続できたのに、接種を希望する医療機関の予約がいっぱいで予約てきなかった。大変問題である。
【回答】医療機関により、定期受診をしている方や診察券を持っている患者様へワクチン接種の予約を受付けする医療機関もございます。予約受付方法につきましては、ー律、システムでの予約ではなく、医療機関がスムーズに受付できる方法でお願いをしております。また、医療機関によっては、混乱を最小限に抑えるために、接種枠を徐々に拡大するなどの対応を検討しておりますので、ご理解くださいますようお願いいたします。
※髙橋注
理解できる点もありますが、「医療機関がスムーズに受付できる方法」で、完全裁量を委ねてしまうのも、公平性の観点からは問題です。例えば、市役所職員や議員、その親族が医療機関にお願いしたら予約できてしまう、ということにもなりかねないので、そこは「そんなことは絶対にない」ということをしっかり表現することが大切です。

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書 名:地方議会議員の選び方 佐倉市の事例を参考に
著 者:髙橋 とみお
カラー:表紙フルカラー 中面モノクロ
版 型:A5版
価 格:500円(税別)
出版元:欅通信舎 ご購入はこちら
書 名:佐倉市域の歴史と伝説 旧石器時代から戦国時代の終焉まで
著 者:けやき家こもん(本名:高橋富人)
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版 型:A5版
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