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「若者議会」のその後の検討状況について

2022年12月8日:髙橋とみお一般質問

若者議会については、3年前に質問しました。

当時私が政策検討を求めた若者議会とは、若者たちによる予算権限を持つ会議体を指します。やる気のある若者たちを募集し、市長の諮問機関として約9カ月、彼らの視点で市が実施すべき施策を練り上げてもらう。そして、若者たちによってつくられた施策が議会に承認されれば、上限1,000万円の予算がつけられ、実行されるというものです。

当時の私の質問に対する答弁は

若者議会などの若い世代の活力を引き出すための仕組みの導入につきましては、これからの佐倉に必要な取り組みと考えている。

というものでした。そこで、本件についてその後の検討状況はどうかうかがいます。あわせて、立候補の公約にあげていただければ、オール佐倉のキャッチフレーズに具体性が伴うものと考えますが、その点の市長のご見解をうかがいます。

執行部(市役所)回答

◆西田市長答弁
私は、佐倉市が引き続き自立したまちとして存在するための鍵は、次世代の担い手である若者世代の確保と考えております。若者に選ばれるまちとなるため、若者がまちづくり、市政運営に積極的に参加できる仕組みづくりが重要であると認識しております。
 議員ご提案の若者議会も有効な取組と捉えますが、権限の付与に対する責任をどのように整理すべきかといった課題もございます。若い世代の力を活用したまちづくり手法について、引き続き研究してまいります。
 なお、市長選の公約につきましては、この場での答弁は差し控えさせていただきます。

ありがとうございました。ぜひ引き続き研究をお願いいたします。

ある佐倉市民から、かつて佐倉市が実施したミニ佐倉についてうかがいました。

聞いたところ、ミニ佐倉とは、いわゆる手作りのキッザニアのようなものであります。

例えば商店街などのエリア枠に仮想の通貨をつくり、子供が運営する銀行や、子供が運営する商店などを創出し、いわゆる子供だけの街を期間限定で作る、というものです。

本件、佐倉市の施策を起点として多くの他市に普及し、子供に「街づくり」や「話し合いによる解決」などを実体験として学んでもらうよい施策として全国的な評価をうけているところですが、佐倉市としてどのように取り組まれたのか、わかる範囲でうかがいます。

執行部(市役所)回答

ご質問のミニ佐倉につきましては、NPO団体による活動と承知をしております。この活動に対しましては、まず本市が平成9年から実施いたしました夢のまちづくりサポート事業という市民による公益活動を支援する取組がございまして、その採択事業として実施していただいた経緯がございます。
 このサポート事業につきましては、ふるさと事業基金の運用益を活用しまして、その活動資金の一部を支援するということで行っていただいておりまして、その採択された当該年度に限って、市民協働事業という形の位置づけで活動していただいて、現状においては民間、NPO団体の主体的な事業として継続されているというふうに承知をしております。

ありがとうございました。これ、とても素晴らしいものだと思いますので、基金の活用方法の一つとして検討をお願いしたいと思います。

以上、年代ごとの主権者教育やまちづくり体験について述べてきました。これらすべてが実施できれば、佐倉市で年代別の「民主主義的手法での問題解決の成功体験」について、連続的環境が構築されることになります。ぜひご検討いただければと思います。

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