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佐倉市の制服バンク

佐倉市では、総合計画中期基本計画の「2-9環境保全」において

廃棄物の発生抑制及び減量化、再資源化等の取り組みである「4つのRを推進」するとうたわれています。

また、子育て支援については、冒頭質問した「第五次中期基本計画」の「1-2子育て支援」において「子育てに係る経済的負担を軽減します」とし、取り組みの強化をはかっていく方向性をうたっています。

そこで、それらの計画を実現するための一つの手段として「制服バンク」の取り組みを検討していただきたく提案いたします。

この活動は、その名のとおり「ご家庭で不要になった制服等を集めて、検品・補正の上、必要としている後輩へリーズナブルな価格で引き継いでいく活動」です。

この取り組みを準用すれば、制服に限らず、陸上のスパイク、剣道の防具、筆記用具や画材など、まだまだ使える学用品や部活の必需品も後輩へ引き継ぐこともできるスキームが組めます。 こういった事業は、利益を追求しない行政だからできる仕事でもあると考えます。

以下は、市川市の公式サイトに記載されていた、制服バンク事業のフローイメージです。

以下は、柏市の公式サイトにあった、制服バンクにおける譲渡の流れのフローです。

千葉県内でも、柏市、市川市、船橋市、我孫子市や、千葉市の一部でも活動がはじまっています。

佐倉市は、先日の「消滅可能性都市」の中でも、出産年齢の女性の人口減が急激な都市として紹介されるなど、若い世代に選ばれにくくなっている実態もあります。 以上の状況を踏まえ、佐倉市としても制服バンクにて、児童生徒の学用品、部活用品のリユースのインフラを整えることで、若い世代に対するサービスを拡充すると同時に、少しでも若い世代の方がたに選ばれる佐倉市にすべきと思いますが、教育委員会の見解をうかがいます。

執行部(市役所)回答

制服バンクなどの取組につきましては、子育て世代の経済的負担軽減、地域の資源循環、子供たちの物を大切にする気持ちや次の世代に引き継いでいく温かなつながりを感じる機会などの面から、大変有効な取組であると理解しております。既に制服や体操服等につきましては、学校とPTAが連携、協力し、提供していただける方のご理解、ご協力を得ながら実施しているところでございます。このことから、教育委員会といたしましては、現在のところ、新たな取組や品目を設ける予定はございませんが、他市町村の状況などを参考に今後も研究してまいります。

一部学校とPTAがタッグを組んでやっていらっしゃるという状況について確認ができました。今後は、ぜひ行政も含めて、こういったことをスクラムを組んでやっていただければというふうに思っております。


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