- 2023.04.11
【後編】佐倉市議会の定数削減について
定数削減の動き
私が4年前市議会議員に立候補したとき、議員定数の削減を訴えました。しかし、結果的にこの4年間で議員を一人として減らすことができていません。
公約が達成できていない件については、皆さまに率直に謝罪させていただきます。 これまでの4年間で、議員定数の削減について、私が議会や言論でなしたことを記録として書き出しておきます。
私は、多くの議員に対して議員定数削減についてその必要性を訴えました。会派でいえば、すべての会派の議員と複数回話し合ってきました。しかし、結論としては議会の正式な議題としてとりあげられることはありませんでした。
また私は、一般質問や討論で議員定数の削減を訴えてきましたが、力不足により実現できませんでした。
しかし、状況は変わりつつあります。
議員の中でも、例えば玉城清剛議員が「議員数を8削減してもっと重要な事業に予算をあてる」という件について賛同してくれました。
また、昨今の議員等の政策チラシをみると、議員定数削減と書かれているものが増えてきています。
しかし、このペースでは時間がかかりすぎるのも事実です。
この手詰まり感のある状況で、できることはあるでしょうか?
直接請求(署名活動)という方策
署名活動で、大きな一歩を踏み出すことができます。
佐倉市民の有権者の署名が規定数以上集まって、議会に上程することができれば、議会は賛否とその理由を市民に対して報告する義務を負います。
これまで、議員定数について沈黙を守ってきた議会に、仕事をさせるのです。
署名が単発であれば、議会に跳ね返されるかもしれません。 しかし、署名活動により市民のうねりが湧き起こり、市民全体の世論がつくりだされれれば、議会としては無視できなくなります。主権在民の国に住む私たちは、自分たちの声を政治に反映させる力をもっているのです。
議会の質をあげるには、議員を議論させ、市民の関心を喚起する必要があります
私がここまで議員定数の削減にこだわるのは、6,800万円の恒久財源を生み出すことだけが理由ではありません。
私が4年間、佐倉市議会で議員として活動して思うのは、説明責任を果たさない議員が多すぎるということ。
これまで私がインターネットや議会報告書でお伝えしたとおり、例えば市職員向けの持ち家手当の可決、例えば草ぶえの丘の指定管理者の奇妙な否決、例えば議会の委員会の動画公開の否決など、議員から重要な議題や疑義が提起されても「完全に無視」し、数の力にまかせて議決し続ける多数派の議員たちは、「議論しないこと」で成功体験を積み上げてきました。
議員定数の削減についても、同じように「成功」しようとしています。
この状況を、市民の皆さまの力で変えることが、どうしても必要です。
年間4億円という予算を使って維持している議会に、真剣に仕事をさせること。そして、市民の皆さまが自分事として市政を考えるきっかけを作ること。
議員定数適正化の運動は、それらの経過の結果「議会の質を向上させること」につながるのです。
【後編】佐倉市議会の定数削減について
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