- 2020.09.17
佐倉市江原台の街路樹雑草の草刈り:議員報酬削減以外にできること【第二話】
佐倉市江原台の街路樹雑草の草刈り:議員報酬削減以外にできること【第一話】
長らく間をあけてしまいましたが、前回に引き続き 7月30日木曜日、江原台の草刈り関連記事です。
詳細は第一話に譲りますが、事の発端は「コロナ禍における経済状況の悪化」に伴い、佐倉市議会の覚悟を示すという意味で、年度末まで議員報酬を削減しようとする議案が否決されたことでした。
「一定期間議員報酬を削減が否決されたことと、街路樹の雑草の草刈りとの間に、どんな相関関係があるの?」という方は、前回の記事をご一読ください。
今回の記事は、今後こういう活動をしようと思い立った方のために、見落としがちな段取りなども踏まえお伝えします。
◆仲間集め
第一は、仲間集めです。一人でやってできないことはないかもしれませんが、道普請は仲間と協力して実施するほうが断然楽しいし、公共性のある活動という本義からすれば、極力近隣住民の方々、あるいは同好の士を募るべきだと思います。
今回の活動は、お隣さん(名前は伏せさせていただきます)との間で「街路樹の植え込みがまずいことになってますよね」という共通認識ができていましたので、「それじゃ、草刈りしましょう」という共通認識に至るのは、自然な成り行きでした。その意味では、普段のご近所づきあいがとても大切です。
さらに、お隣さんが江原台の仲間の方にも声をかけていただきました。その方も、草刈り実施を快諾くださいましたので、その時点で私含め3名。さらに、お隣さんの奥様も参戦してくださることになり、合計4名となりました。
草刈りの規模からすると、4名集まればできそうだということになり、仲間集め完了です。
そこで、全員が草刈りを実施できる日程を調整をして、次のステップに進みました。
気を付けたいのは、雨天の場合どうするか?という点です。草刈りは、雨天決行はあり得ないと思いますが、延期なのか、中止なのか。延期の場合、次回候補日はいつにするか、あたりまで決めておくとよいでしょう。
◆自治会への確認
仲間集めと同時並行で、地元自治会(今回の場合江原台自治会)に、草刈り実施の了解をいただきました。
江原台にかかわらず、このような公共の福祉に資する活動は自治会が行政と連携して実施していることが多くあります。その意味で、自治会との連携なく公共エリアの草刈りを実施してしまうと、自治会が事前にセットした段取りが狂ってしまうことがあります。
今回は、自治会への事前確認は、お隣さんが実施してくださいました。
そしてもちろん、自治会長から日程や草刈りエリア等の事項について快諾をいただきセット完了です。
◆行政への協力要請
佐倉市の場合、街路樹の草刈りは道路維持課の管轄です。
街路樹のポットの草刈りについては、事前に道路維持課に連絡をすれば、佐倉市の「燃えるゴミ」のごみ袋を必要分提供してくれます。
ただし、このような行政の協力は、街路樹のポットやU字溝の土砂(泥)の回収といった公共エリアに限定されており、私有地の草刈りには当然適用されませんのでご注意ください。また、草刈りで出たゴミの回収については、通常の「燃えるゴミの日」に、通常通りごみ出しをしていただくことになります。つまり、回収の協力はお願いできませんので、その点もご注意ください。
土木部 道路維持課
電話: 043-484-6152
※佐倉市の公共用地のごみ拾いや草刈りに関する件で、どこに相談してよいかわからない場合は、「市民の声(市政へのご意見) 入力画面」にご相談ください。
◆準備と実施
これは、もう通常どおりという他ありません。草刈り機を使う場合は、自分の身を守る装備をすることはもちろん、跳ねとんだ小石などで通行人の方や車を傷つけてしまうこともありますので、そういった対策もしっかりしておく必要があります。
刈り取った雑草を集めるための箒、熊手、チリトリの用意は必須、草刈り機では刈り取りづらい場所のためのカマ、刈込バサミや剪定バサミもあれば便利です。
また、車が通る場所なら道路にコーンや、注意喚起用の簡易看板を立てる必要があるでしょう。さらに、通行車両などに小石が飛んだりするおそれがある場合は、刈込をする人とは別に、小石等が飛ばないよう盾をもって立つ人員が必要ではありますが、そのような危険な場所はボランティア活動の対象としてはなじみません。プロの仕事として実施すべきですので、行政に相談してみてください。
◆保険について
この活動はボランティアです。よって、万一上記のような事故があった場合は、活動している人が責任をとる必要があります。今回のように、草刈り機を使って街路樹の草刈りを実施するという行為は、リスクの高い活動といえます。
もし、このような活動を定期的に実施するのであれば、団体を設立してもよいかもしれません。メリットの一つは、佐倉市が用意している「公益活動の補償制度」の対象になる可能性があることです。
通常、民間の任意団体は、独自で保険に加入していますが、もし公益活動をする団体として佐倉市に認定されサポートセンターに登録できれば、最低限の保険は適用されます。
とはいえ、当該保険もあくまで「最低限」の補償なので、不安がある場合は個別に保険に入ることをお勧めします。
留意点はだいたい以上です。
長くなりましたので、今回の記事は以上です。
第三話はいよいよ、当日の模様をお伝えします。
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