1.佐倉市の水道事業について：はじめに

1.佐倉市の水道事業について：はじめに
2.佐倉市の水道事業について：2021年7月現在における概要
3.佐倉市の水道事業について：水道料金の値上げと広域化

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私の一般質問原稿を公開するにあたって

佐倉市の上下水道事業について記事を書くのは、非常に難しいことです。

というのも、知識としてもっておくべき前提条件が多く、それらを踏まえた議論をしないと「なぜこんなことに？」という違和感がつきまとうことになるからです。

過去、行政がいろいろ説明を試みていますが、情報が国、県、広域の事業団、市など多岐にわたり公開されている関係で、状況を俯瞰的にとらえづらい状況になっているように感じます。また、行政は表現に正確を期す必要があるため、一つ一つの説明の粒度が細かいために、それらすべてに目を通そうと思うと「へとへと」になってしまう。

正直な話をすれば、議員に成りたてのころの私も、佐倉市の上下水道事業についてはほとんど知識がありませんでしたから、状況を知るべく資料を読み漁りました。しかし、ご多分に漏れず「へとへと」になってしまっていました。

とはいえ、私の2年間の議員生活の中でなんとかこつこつ勉強して、色々な方から情報をいただきつつ、はじめて水道事業について一般質問をしました。

しかし、原稿を公開しようと改めて自分の質問原稿を読み返してみて「こりゃ、わからない」と思うにいたりました。自分で言うのもなんですが、専門的に過ぎる内容になってしまっているのです。

そこで今回は、私の質問原稿を公開する前に、「佐倉市の上下水道事業を語るうえで、ざっくり知っておきたい基礎」についてお話しします。なお、この論考はある程度印旛郡市の広域市町村（成田市、佐倉市、四街道市、八街市、印西市、白井市、富里市、酒々井町、栄町）にもあてはまる部分も多いため、それらの市町にお住まいの方にもお読みいただけるとうれしいです。

印旛郡市広域市町村圏事務組合:水道企業部ホームページ

極力公平に書くつもりですが、「ざっくり書く」ということは大づかみで状況を理解しやすい文章になる反面、たくさんの情報をこそぎ落としていくことになります。

また、やはり政治家が書く文章ですから、「あまねく正確で突っ込みどころがない」ものではありません。そんなわけで「これは本当なの？」という姿勢で、疑問に思ったポイントは調べていただくなどしつつ読んでいただけると助かります。

それでは、まず「2021年7月現在」で、佐倉市民として知っておきたい「佐倉市の水道をとりまく現在」を説明します。

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2.佐倉市の水道事業について：2021年7月現在における概要
3.佐倉市の水道事業について：水道料金の値上げと広域化