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2021年9月21日討論:陳情第10号 ユーカリが丘北公園敷地内への集会所建設許可取り消しを求める陳情に反対

はじめに

陳情というのは、先に説明した請願と、佐倉市議会の場合扱いはほぼ同じです。

陳情や請願は、市民から議会へ提出される、行政に対する要望や提案ですが、この二つの違いは「紹介議員がいるか、いないか」という点。請願は紹介議員が必要で、憲法でも認められた権利であり、陳情は紹介議員が不要であって、憲法には規定されていない。

さて、本陳情は、タイトルのとおり「ユーカリが丘北公園敷地内への集会所建設許可取り消しを求める」ものです。

これは、ある自治会がユーカリが丘北公園内に集会所の建設をしたい、ということになり、当該自治会の決議のもと市役所に申請をし認められた件の「取り消し」を求めたものです。

なお、本原稿も、コロナ対策のための「討論5分間規定」適用により、議会では討論できなかった「幻の原稿」です。

陳情いただいた市民の皆さまには、討論できなかった件についてこの場を借りてお詫び申し上げます。

なお、以下に当該8月定例会の「陳情第10号」のリンクがございますので、議案の詳細をご覧になりたい方はそちらからご確認ください。

2021年8月定例会:陳情第10号 ユーカリが丘北公園敷地内への集会所建設許可取り消しに関する陳情


討論原稿

本陳情は、当該集会所建設許可の取り消しを求める理由として、「子どもたちがのびのびと安全に遊ぶ場所」が物理的に狭くなることをあげております。その点について不利益を被ると考えられる子どもや保護者からの訴えについて、本陳情からは一切読み取れません。また、当該公園内に計画のとおり集会所が建設されたとしても、十分な「安全な遊ぶ場所」はなお確保されていると考えます。

さらに、山万が集会所建設予定地として提供された土地は、陳情には、自治会が「高台でありバリアフリー対応が難しい」として不適と決議したとのことです。この土地が集会所として適地であるか否か、という点は、どちらにせよ主観的な考えに基づくものであり、その判断はできる限り住民自治の手続きや議論の範囲で解決されるべきものと考えます。

以上から、本陳情からは住民の多くが望む「公園内の集会所建設」を、議会の介入により取り消すまでの合理的理由はないものと考え反対いたします。

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