佐倉市の個人向け防犯カメラの補助金制度の提案

2024年12月3日　髙橋とみお一般質問

◆佐倉市の個人向け防犯カメラの補助金制度の提案

昨今、インターネットで募集をかけ、強盗や窃盗をさせるいわゆる「闇バイト」が社会問題になっています。

この「闇バイト」は日々巧妙化しており、昨今では一般に使われるアルバイト募集サイトで募集をかけ、強盗団を組織する手法が確立しつつあります。また、背後には組織暴力団が新たな資金源として動いているという報道もあり、今後警察や国が対策をしても、犯罪者の側はそれを上回る巧妙化で対応する状態が続くものと思われます。

この闇バイトを因とした犯罪含め、昨今増加傾向にある強盗や窃盗に関する防犯対策として、佐倉市ができる方策は、広報紙やサイトを利用した啓発活動等様々ありますが、先に質問したような防犯用の監視カメラや、センサー付きの照明器具等の設置を促進することもその一つです。

例えば、皆さんがお住まいの家やエリアに、複数の防犯用監視カメラが設置されており、それが対外的にわかる状態になっていれば、非常に有効な防犯対策になります。

犯罪者は、自分たちの犯罪行為をしている映像を残すことを嫌います。一軒の家だけでなく、そのエリアや市が防犯に熱心であり、具体的な対策がとられているならば、狙われるリスクはさらに下がります。

先日、千葉県警の複数の警察官と、本件について話す機会がありました。

その折、佐倉市の個人宅に防犯カメラの設置が増え、またその所有者の事前了解をとったうえで、事件が発生した際警察が映像の提供を求めることができるスキームが構築された場合の効果について意見交換をしました。

あくまでその警察官の個人的見解として、そのような状況になれば、当然に犯罪の発生率の低下に寄与するだろう、というご意見をいただきました。

また、警察としてもそのような環境が整えば大変ありがたい、とおっしゃってもいました。

さらに、その場合以下のような環境が整っていればベターだ、というお話しでしたので紹介します。

• 行政もしくは自治会が、防犯カメラを設置した協力家庭のリストを持っており、犯罪が発生した場合の窓口になってくれること
• 当該リストが、できれば年に一回でよいので最新の情報にリフレッシュされていること
• 土日祝日に犯罪が発生した場合の対応もありうるため、当該リストを警察とオンラインストレージ等で共有できるなど、連絡について緊急対応が可能なこと

以上はあくまで雑談ではありましたが、確かにそのような環境があれば、犯罪の抑止にもなりますし、犯罪の検挙率の向上にも寄与します。

佐倉市では、個人宅に設置する防犯カメラの補助制度はございませんが、昨今ではそのような制度を設ける市町村もでてまいりました。

そこで、佐倉市でも個人宅用の防犯カメラや防犯用照明器具の設置補助、あるいは個人宅に設置された防犯カメラの映像に関する警察との連携強化等、防犯対策に関する強化事業をすすめる意思があるかうかがいます。

執行部（市役所）回答

ありがとうございます。

ぜひ、前向きに検討してください。 私も、市町村で行っている防犯カメラの補助事業について、私の公式サイトに掲載しましたので、そちらも参考にしてみてください。 (←髙橋注：太字にした部分の議会での発言が、さくら会の村田穣史議員により問題だ、とされましたので記録として残しておきます)

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◆参考事例

千葉県松戸市
制度名：市民参加型街頭防犯ネットワークカメラ設置者募集

◆助成金
・一般参加：カメラ1台あたり30万円を限度として補助
・企業参加：カメラ1台あたり20万円を限度として補助
上記の補助内容は、平成31年度（令和元年度）以降に本事業への参加が決定した方が対象となります。手続き方法の詳細は、本事業へ参加が決定した後にご案内いたします。
◆対象者・他
市民の皆さんの自宅や市内にある事業所
※詳細確認
千葉県松戸市ホームページ
市民参加型街頭防犯ネットワークカメラ設置者募集

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防犯カメラ設置に使える補助金は？自治体の事例や注意点をチェック

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日経新聞　防犯カメラの設置増で犯罪件数が半減　刈谷市

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【令和6年版】個人向け防犯カメラ補助金ガイド