NEWS

②佐倉市コロナワクチン予約:市議会議員からの質問に対する佐倉市の回答

ワクチン予約に関する議員からの質問と市役所からの回答第二報です。今回も、私が必要と考えるポイントを、一部私のコメント付きで公開させていただきます。

まずは以下5点、私からの質問とそれに対する健康推進課からの回答です(一部、趣旨が重複している質問が他の議員から出ている可能性もあります)。

◆1回目接種の予約はできたが、2回目の予約ができなかった市民が続出した事案

【質問】オンライン受付については、1回目の予約が終わったら、2回目の予約ボタンをユーザ自らがクリックする必要がある遷移になっている。
このオンライン予約サービスを使い続けた場合、予約数の上限設定がある限り必ず「2回目の予約ができない」市民が発生する。特に、16歳以上の市民を対象にした受付では、オンライン予約が大半になることが予想されることから、その点をしっかり考える必要がある。
【回答】64歳以下の方の予約方法につきましては、現在、システム開発会社とも打ち合わせを重ねているところです。
年齢ごとに予約できる期間をかえるなどして、システムの負担を減らし、多くの方がスムーズに予約が完了するよう改善してまいります。

◆市役所の予約システムを通さず、病院で直接ワクチン接種予約ができた事案

【質問】「予約システムを通さず、現場にいけばワクチン予約できた」という情報提供が、複数の市民から寄せられた。公平の観点から大きな問題である。
【回答】個別医療機関での予約受付対応については、以下の通りです。医療機関では、かかりつけ患者様の病状を鑑み、システムを使わずに予約対応をしてくださっている医療機関もございますことをご承知おきください。
①予約システム、コールセンターでの受付
②予約システム、コールセンター、医療機関窓口や電話での受付
③医療機関窓口や電話での受付

◆市民の混乱をまねきかねない広報チラシについて

【質問】5月9日のワクチン接種開始のチラシが5月10日以降に配布されている。
初回予約は5月9日夕方時点で終了しているにもかかわらず、「5月9日から予約ができます」という趣旨の内容であり、当該チラシを受け取った市民をかえって混乱させる結果となったのではないか。当該チラシは、一部地域で14日にも配布されたことが確認されている。配布を止めるべきではなかったか。
【回答】「ワクチン接種開始」のチラシにつきましては、高齢者は市のホームページをご覧にならない方もいるとのご意見が寄せられたことから、高齢者接種が開始される時期に、当日の服装や持ち物について、ご案内し、接種がスムーズに受けられることを目的に作成いたしました。今後とも、効果的な広報について検討してまいります。
※髙橋注:「チラシのポスティングを止めなかった件」は、完全に行政の判断ミスと考えます。予約ができない期間に、予約を促す広報をすることは無意味であるばかりか有害であるからです。

◆電話での自動ガイダンスの不備

【要望】ネットが使えず、電話のみで予約をしていた方は、予約受付が終了してから数日間、予約電話をかけ続けた方からお叱りの連絡をいただいた。その理由は、電話をかけると「現在混み合っております」というガイダンスが流れたから、まだ予約ができると勘違いしたため。予約が終了したら、その時点で「予約は終了しました」というガイダンスに切り替えるべき。
【回答】ご意見ありがとうございます。予約が定員に達した際には、その旨をアナウンスするよう修正いたしました。

◆サイト表記の件

【髙橋注】現代の広報は、即時性を要求される情報発信については、公式サイトに頼らざるを得ない側面があります。また、サイト閲覧が可能な状況にある市民は、何かあれば必ず市の公式サイトを閲覧します。そのとき最低限の情報が掲載されていなかったり、記載内容に間違いがあったりすると、市民としては信じられる情報ソースがなくなることを意味します。事後みてみると、指摘自体はつまらないことのように思えますが、「そのときその情報に頼った市民」という視点でみると、とても重要なことだったりします。できるなら、このような非常事態には、広報のためだけに職員を最低2人はつける必要があるのですが、そのあたりも確認したいところです。

【要望】佐倉市のホームページに「5月22 日(土)以降の予約受付時間は年齢の区別なく~」とあるが、「年齢の区別なく」とすると65歳未満の方も、予約ができると勘違いされるおそれがある。「65歳以上のすべてのかた」とすべきだったのでは。
【回答】ご意見ありがとうございます。修正いたします。

【要望】予約サイトにある文言「次回の予約は、5月21日(金)8時30分から受付開始します。」の下に、年齢の仕分け(8:30から12:00まで80歳)を入れる必要があるのではないか。
【回答】予約サイトにある文言「次回の予約は、5月21日(金)8時30分から受付開始します。」の下に、年齢の仕分け(8:30から12:00まで80歳)を追記し、修正いたします。


以下、私以外の議員からの質問と、健康推進課からの回答です。

【要望】①予約期間を年代別に区切るなどしてはどうか。②かかりつけ医に直接予約ができるようにしてはどうか。
【回答】5月21日に予定していますワクチン接種予約方法については
①インターネット予約、コールセンター予約の混雑を緩和するために、年齢で受付時間を区切る予約方法といたします。
②個別医療機関での予約方法は、予約システムやコールセンターでの予約以外にも医療機関の窓口や電話等で受付けを行う医療機関もございます。予約方法は、各医療機関に選択していただいております。

【要望】予約方法等の周知については、防災無線、メール、コールセンターの音声メッセージ、ホームページで周知していただきたい。
【回答】5月21 日の予約方法につきましては、防災無線・メール、ライン、こうほう臨時号( 5/19 )、市のホームページ等で周知しております。

【質問】次回予約(5月20日の優先予約開始)までの改善方法は。
【回答】
・5/21の予約の混雑を緩和するため、年齢で受付時間を区切る方法を取ります。
・2回目の予約が取れていない方、接種間隔が6週間を超える方には個別通知(5/14発送)をし、5月20日に優先予約が取れるように対応します。
・インターネット入力の流れや入力画面について、広報さくら臨時号に掲載し周知します。

【質問】5月21日のワクチン接種のインターネット受付について、
・8:30~12:00 80歳以上のかた
・12:00~ 65歳以上のすべてのかた
と予約の時間を分けているが、システム上80歳未満のかたも8:30から予約ができると聞いた。これでは時間を分けた意味がないのでシステム修正等、どういった対応ができるのか。
【回答】第1回目の予約受付時に、インターネットのアクセスが集中してしま
ったことから、5月21日の予約につきましては、年齢を分けて予約受付を行うこととし、市民の皆様にご協力いただきますようお願いをいたしました。
※髙橋注:回答を読むと、システム的なアクセス制御等の記述はないので、なんともすれ違いのある不思議なやりとりになってしまっています。確認が必要ですね。

【質問】キャンセル等でワクチンが余った場合の利用方法は決めてあるのか。
【回答】急なキャンセル等でワクチンに余りが出た場合、 廃棄するワクチンをなく すための利用方法について、検討しております。詳細が決まりましたら、周知いたします。

一覧へ戻る

最近の投稿

カテゴリー

アーカイブ

BOOKS

書 名:地方議会議員の選び方 佐倉市の事例を参考に
著 者:髙橋 とみお
カラー:表紙フルカラー 中面モノクロ
版 型:A5版
価 格:500円(税別)
出版元:欅通信舎 ご購入はこちら
書 名:佐倉市域の歴史と伝説 旧石器時代から戦国時代の終焉まで
著 者:けやき家こもん(本名:高橋富人)
カラー:全頁フルカラー
版 型:A5版
価 格:900円(税別)
出版元:欅通信舎 ご購入はこちら